オーバーライドによる新たな帽子回収プロジェクト
帽子のセレクトショップであるオーバーライドが、2025年1月20日から全国25店舗で不要になった帽子の回収サービスをスタートします。このプロジェクトは、廃棄される帽子を新たな価値に変えるもので、アーティストによる作品化や二次販売を通じて社会に貢献します。
帽子回収の背景
オーバーライドは「帽子を通じて人々を幸せにし、自らも幸せになる」という企業ミッションを掲げ、創立100周年を迎えたことを契機に、さらなる環境配慮と社会貢献に乗り出しました。最近では、消費者の間で古着の需要が高まり、新品とは違った「人とかぶらない価値」が重視されていることから、不要な帽子を回収してリセールやアップサイクルする仕組みが必要とされていました。
回収プロセスとサポート
帽子を回収するためのボックスは、全国25店舗に設置されます。不要な帽子を持ち込むと、クーポンが配布され、帽子の買い替えが可能です。このクーポンは新商品購入時に利用でき、環境にも配慮した取り組みとなっています。また、回収された帽子が二次販売された際の売上は、特定非営利活動法人CLOUDYを通じてアフリカ支援に使われ、給食支援などにも役立てられます。
特に、過度な汚れがある帽子は廃棄されることなく、再利用可能な素材「PANECOⓇ」に生まれ変わります。これは、廃棄衣料品を原料にして新たなボードとして再生可能であり、今後の循環型経済に貢献することが期待されます。
Hats Off Dayの取り組み
毎月20日は「Hats Off Day」として、帽子に感謝し寄付を促進する日とします。この日には、寄付の意志を問うアクションが行われ、寄付の選択に応じたオリジナルステッカーもプレゼントされます。こうしたイベントを通じて、オーバーライドが掲げる理念に共感する人々を増やすことが目指されています。
アートとしての帽子
また、1月20日には糸遊び人のhicoさんとのコラボレーションによるアップサイクルベレー帽が販売されます。ユニークなデザインのこの帽子は、特別感とともに、伝統的な技術を取り入れたアート作品として新たな価値を提供します。1点限りの個性的なアイテムとして、オーバーライド南堀江店で販売されることでしょう。
社会的な意義と未来展望
オーバーライドの取り組みは、環境問題を軽減し、ファッション産業の持続可能性を追求するものです。これにより、ファッション業界の廃棄物問題に一石を投じるだけでなく、社会における支援活動との連携を深めることができます。これからも帽子を通じて多くの人々に幸せを届け、環境に優しい選択肢を提供していく予定です。
このプロジェクトは、皆様のご参加と共感があって初めて成り立ちます。不要な帽子をお持ちの方は、ぜひオーバーライドへ足を運んでみてください。新しい物語が始まる瞬間を、ぜひ体感してみてください。