オークネットが発表した2025年8月の中古車市場価格指数
株式会社オークネットが設立した「オークネット循環型経済ラボ」は、2025年8月の「中古車市場価格指数」についての新しい調査レポートを公開しました。このレポートは、オークネットが長年にわたり蓄積してきた中古車流通データをもとに、実際の市場の動向を可視化するために開発されたものです。
中古車市場の新たな視点
日本の中古車市場では、一般的に「平均取引価格」という指標が用いられていますが、この指標だけでは市場の質の変化を正確に捉えることが難しいことが課題とされてきました。そこでオークネットは、東京大学エコノミックコンサルティング(UTEcon)との協力のもと、「リユース流通価格指数」を開発し、その成果を基に最新の市場価格指数を算出しました。
この新たな指数は、オークネットの会員から集めた年間40万台以上の流通データを利用し、さまざまな中古車の特性を加味した統計モデルを構築することで、実際の中古車価格の動きをより明確に示すことを目的としています。これにより、2023年12月からは毎月、最新の価格指数を発表していく予定です。
2025年8月の指標データ
2025年8月に発表された「中古車市場価格指数」は、基準値となる2008年7月を1とすると、現在の指数値は2.301となり、前月の2.232から0.069増加(3.11%増)しています。一方で、同期間の「平均取引価格」は1.473となり、前月の1.523からは0.05減少(3.28%減)しています。具体的には、2025年7月の平均取引価格は94万1,419円で、8月は91万495円となっています。
このデータからも、中古車市場において品質の高い車が品薄であり、その影響で相場が上昇していることが分かります。さらに、質の低い車の流通割合が増加している傾向も見られ、この構造の変化が今後にどのような影響をもたらすか注目が集まります。
ボディタイプ別の市場動向
レポートでは、ボディタイプ別の「中古車市場価格指数」についても言及されており、特にラグジュアリー車の価格は5.42%の上昇を見ています。他のカテゴリであるコンパクト、ミッドサイズ、SUV、ミニバン、バン・トラックも同様に価格が上昇しています。これらの情報は、自動車産業界はもちろん、消費者にとっても重要なデータとして意義があります。
今後の展望
オークネット循環型経済ラボは、1985年からリアルタイム中古車オンラインオークション業務を展開し、40年以上の経験を持っています。このラボは、環境に配慮しつつ持続可能な市場形成を目指しており、専門家や研究者と連携しながら、循環型経済の未来に向けた情報発信を行っています。また、UTEconとの提携により、経済学や市場動向に関する洞察を深め、市場での信頼性をさらに高めることが期待されています。
このように、オークネットの新しい市場価格指数は、中古車市場のダイナミクスを明確にし、今後の経済環境にどう影響を与えるかを読み解くための貴重なツールとなっているのです。また、毎月20日に最新のレポートが公開されることから、今後の価格動向に注目が集まります。
詳細なレポートは
こちらから確認できます。