「都立AI」が受賞
2025-08-01 12:14:05

東京都教育庁が提供する「都立AI」がDXアワードで最高賞を受賞

東京都教育庁が進める「都立AI」について



東京都庁が主催する『都庁DXアワード2025』において、東京都教育庁がコニカミノルタジャパン株式会社と共に展開する生成AIサービス「都立AI」が最高賞である「知事賞」を受賞しました。これにより、都立学校256校で取り入れられるこの新たな取り組みに注目が集まっています。

「都立AI」は、児童生徒がAI社会で求められる知識や能力を身につけること、また教職員の業務負担を軽減することを目的としたサービスです。これに先立ち、2023~2024年度には生成AI研究校での実証が行われ、実際の運用が2025年5月から開始される予定です。

「都立AI」の特徴



コニカミノルタジャパンは、教育業界における豊富な経験をもとに、約1ヶ月で約16万人の学習者に向けた教育用生成AI基盤を整備しました。これにより、すべての都立学校で児童生徒が安全かつ円滑にこのサービスを利用できる環境が整いました。「都立AI」は、学習活動や校務のさまざまな場面で即座に応答できる機能を搭載しており、児童生徒が入力内容の安全性が確保されるようフィルタリング機能も導入されています。

最新の生成AIモデルを採用しており、高速かつ低コストでの応答を実現。教職員や児童生徒にとって、スムーズに学習支援を行うことが可能です。

都庁DXアワードについて



東京都が進める『都庁DXアワード』は、業務のデジタル化やサービス改善の優れた事例を発掘し、表彰する取り組みです。2025年度には政策連携団体も含めて全庁から43件が応募され、「都立AI」はその中で特に高い評価を受けました。これは、教育現場のDX(デジタルトランスフォーメーション)の重要性が再認識される出来事とも言えます。

教職員の期待と展望



東京都教育庁に所属する職員は、生成AIの導入が教育の現場に非常に大きな影響を与えるものだと認識しています。特に、生成AIの利用は教育現場において避けられないテーマであり、その活用は児童生徒の学びを深めるためにも重要であるとしています。また、今後も現場からの声を反映し、AI機能を拡張していく意向を示しています。これにより、児童生徒にとって有意義で楽しい学びの場を提供することを目指しています。

コニカミノルタジャパンの貢献



コニカミノルタジャパンは、2019年から個別学習を支援するサービス「tomoLinks」を展開しており、AIやデータを用いた包括的な教育支援を行っています。このサービスは教育現場におけるデジタル化の一端を担い、より良い学びの実現を目指しています。特に新しいAI機能が追加されることで、児童生徒の個々のニーズに応じた学びの機会を提供できます。また、生成AI活用の実践アイデア集を全国の教育委員会や学校に無償提供することで、教育の質向上に貢献しています。

まとめ



今後も東京の教育現場において、生成AIは重要な役割を果たすことでしょう。「都立AI」を通じて、東京都の教職員、児童生徒たちが新しい学びのスタイルを体験し、より豊かな教育環境が整うことが期待されています。私たち一人ひとりがこの流れを注視し、新しい教育の形を見つめ直していくことが求められています。


画像1

会社情報

会社名
コニカミノルタジャパン株式会社
住所
東京都港区芝浦1-1-1浜松町ビルディング
電話番号

トピックス(ライフスタイル)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。