北海道発のインフラ検査技術が評価される
日東建設株式会社が、経済産業省特許庁により令和8年度「知財功労賞」を受賞しました。この受賞は、地域に根ざした企業が独自の技術と知的財産を活用し、インフラの安全確保に寄与していることを示しています。
知財功労賞とは
「知財功労賞」とは、特許庁が毎年、知的財産権制度の発展に寄与した個人や企業を表彰する制度です。受賞には、知的財産権の普及や制度の有効活用が評価されます。今回の受賞は、日東建設が独自に開発した新技術に対して評価されたものです。
受賞の理由
日東建設の受賞理由は、特許取得済みの「コンクリートテスター」と「ボルトテスター」という二つの革新的な検査装置にあります。この装置は、構造物の強度や健全性を客観的かつ精密に診断することを可能にします。具体的には、ハンマーに内蔵された加速度計を用いて、構造物に打撃を加え、その時の波形をデジタルデータとして測定します。従来の音を聞いて確認する方法に比べて、より信頼性の高い査定ができるため、多くの現場での採用が期待されています。
さらに、JIS規格の制定においても日東建設が主導的な役割を果たしました。この規格は、ボルト・ナットの健全性検査に関するもので、2024年6月に施行される予定です。この成果により、日東建設のボルトテスターの需要が国内外で2.5倍に増加し、国や自治体をはじめとする多くの案件において利用されています。将来的には、鉄道や高速道路などへの適用が期待されています。
海外展開とブランド化
日東建設は、JIS規格が海外でも採用されることを見据え、商標「KUBO-Hammer」を取得し、ブランドイメージの向上を図っています。特にアジア圏での展開を強化することに取り組んでいます。自社の技術が国際的に認められることで、さらなる成長が期待できるでしょう。
代表取締役社長のコメント
受賞を受けて、代表取締役社長の久保毅剛氏は「このたびは特許庁長官表彰という栄誉ある賞を賜り心より感謝申し上げます。当社は地方の建設会社として、社会インフラの安全を確保する使命に取り組んできました。本受賞を励みに、技術開発と標準化を進め、社会貢献に努めます」と意気込みを語りました。
日東建設について
日東建設は、土木工事を主力とする地域密着型の建設会社です。多くの受注は、地元雄武町やその周辺の公共工事であり、国道や道道の維持・管理、除雪作業も手がけています。また、ICT技術の導入や、非破壊検査装置の製造・販売にも力を入れており、国内外への販売も行っています。
日東建設はその地域密着の姿勢に加え、グローバルな視点でも事業展開を進めています。その活動の中心には、より安全で信頼性のある社会インフラの構築が据えられています。
所在地:
- - 本社:北海道紋別郡雄武町字雄武1344番地の7
- - 札幌支店:北海道札幌市白石区北郷3条4丁目9-8
公式サイト:
日東建設ホームページ
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