エヌデーデーの新たな挑戦、ドローン操縦シミュレータ「SkyAce for License」
株式会社エヌデーデー(以下、NDD)が独自に開発したドローン操縦シミュレータ「SkyAce for License」が、2025年度のIT導入補助金の対象ツールに選ばれることが決まりました。この受賞により、中小企業や小規模事業者は導入コストの50%を補助金として受け取ることができます。このシミュレータは、特にドローン操縦士に必要な重要なスキルを練習するための便利なツールであり、今後ますます注目が集まりそうです。
ドローンの活用が進む中での課題
ドローンの需要が高まるにつれて、操縦技術を持つ人材が不足しています。特に日本では、空撮や測量、インフラ点検などの分野でドローンが活用され、そのスキルを有するパイロットの育成が急務となっています。2022年12月より無人航空機操縦者技能証明制度が導入され、操縦士の資格を得るために多くの初心者が挑戦しています。そして、今後2024年度には資格取得者が1万人を超える見込みです。
しかし、都市部では飛行できる場所が限られており、悪天候により練習の機会も少なくなるため、効果的なトレーニングが難しいという現状があります。そんな中、NDDが開発した「SkyAce for License」は効果的な操縦練習の場を提供します。
「SkyAce for License」の特長
「SkyAce for License」は、プロポ送信機を使用し、どこでも何度でも気軽にドローンの操縦練習ができるシミュレーションシステムです。具体的には、以下の機能が備わっています:
- - 実践的な練習:国家資格「二等無人航空機操縦士」の実技試験で必要な「スクエア飛行」「8の字飛行」「異常事態の対応」「飛行前点検」などの練習を可能にします。
- - 詳細な評価機能:飛行中の減点ポイントを判定し、採点結果を表示。これにより、自分のスキルの向上を実感しやすくなります。
- - カスタマイズ性:法人向けに個別のニーズに合わせたカスタマイズも可能です。
- - 簡単な操作:Futaba製の送信機にも対応しており、現実の業務用ドローンと同じ感覚で練習できる環境が整っています。
- - 振り返り機能:飛行軌跡を記録・表示でき、後からの振り返りが容易なため、学習効果が高まります。
今後の展望
「SkyAce for License」がIT導入補助金の対象となったことで、特に中小企業やドロンスクールにおける活用が促進されるでしょう。NDDは、ぜひ多くの企業がこのシミュレーションを活用し、効果的な操縦士育成に役立ててもらいたいと考えています。また、同製品は法人向け商品であり、個人への販売は行っていませんので、注意が必要です。
まとめ
株式会社エヌデーデーは、ドローン業界の新たなスタンダードを提案するべく、「SkyAce for License」を提供しています。業界の変化に対応した新しい教育プロセスを確立し、次世代のドローン操縦士を育成する手助けを行うことを目指しています。興味のある方は、ぜひ公式サイトをご覧ください。
エヌデーデー公式サイト
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