コタエル信託と三井住友信託銀行の新提携
これまでの信託金融サービスの枠を超え、スタートアップ企業の資金調達や人材確保に貢献する新しい金融スキームが登場しました。コタエル信託株式会社は、三井住友信託銀行株式会社と代理店契約を締結し、「時価発行新株予約権信託Ⓡ」の取り扱いを開始しました。
時価発行新株予約権信託とは
本商品は、松田良成弁護士が2014年に考案した信託型ストックオプションの一つで、スタートアップから新規上場企業まで、幅広い企業に支持されています。スタートアップ企業の成長を促進するため、特に優れた柔軟性を持っています。具体的には、オーナー経営者や株主が信託した資金を受託者が管理し、その後、時価発行新株予約権を発行会社により役職員に交付するという流れです。受益者は信託された新株予約権を権利行使することで、キャピタルゲインを得ることができます。
特徴と利点
本商品は、数々の利点を有しています。例えば、入社時における条件による不平等を解消し、同一条件のインセンティブを貢献度に応じて分配することが可能です。また、導入後の株価上昇を将来の役職員に還元し、採用力を強化します。
さらに、受益者を数か月ごとに自由に決定できる柔軟性も特徴です。こういった特性は他の信託型ストックオプションでは実現が難しく、特許も出願済みです。
共同の取り組み
今回の提携により、三井住友信託銀行はスタートアップ企業を支援するため、本商品の提案から契約締結までを一貫して代理店として行うことができます。両社は、相互の強みを活かし、今後も連携を深めていく方針です。
社会的責任と未来への挑戦
コタエル信託は、信託型ストックオプションのリーディングカンパニーとして、信託業務における信頼性を大切にし、お客さまの期待に応え続けることを使命としています。東京千代田区に本社を構え、管理型信託会社としての社会的責任を果たすべく取り組んでいます。
この新たな提案は、特にスタートアップ企業にとって、業容拡大や人材確保の強力な手段となることでしょう。次世代のビジネスシーンでの活躍が期待されます。
詳しくは、公式サイトをご覧ください。
コタエル信託公式サイト