ノウタス株式会社、新取締役の選任を発表
ノウタス株式会社(本社:東京都港区)は、2025年6月17日付での新たな取締役の選任を発表しました。今回加わるのは、中村智広氏(クオンタムリープ株式会社 代表取締役社長)と村上信五氏(STARTO ENTERTAINMENT所属タレント)です。
中村智広氏の経歴と役割
中村氏は、ソニーグループでのキャリアを築いた後、クオンタムリープ株式会社にてディープテックやモビリティ、スマート農業などの分野でのスタートアップ支援・投資をリードしています。同社が提供する技術は、植物工場や青果輸出、鮮度維持技術などにおいても高く評価されています。ノウタスは彼の経営戦略や経済政策の知識を活用することで、さらなる成長を目指します。
村上信五氏の活動と期待
一方、村上氏は、歌手や司会としての多彩な活動を経て、2023年にはノウタスに事業開発の非常勤社員として参加。現在では、「パープルM」というぶどうブランドの事業企画や農業へのWeb3の導入に取り組んでいます。新任のアライアンス戦略管掌SVPとして、彼は地域や企業との連携を強化し、容易に農業に参加できるユニバーサル農園モデルの確立を進めます。
新体制の展望
ノウタスでは、農業の「いつかは」を「いつでも」に、そして「どこかで」を「どこでも」にするというビジョンを掲げています。現在進行中のアグリサイエンス事業においては、独自の「ぶどうユニット」を用いて、誰でも安定的に果実を生産できる環境を整える試みが進められています。これにより、廃校や空き家、商業ビルなどの遊休施設を農地として活用する計画も策定しています。
アグリテインメントとデータ活用
ノウタスは、「高槻農園」のシェアツリー事業を通じて、食や社会課題への関心を高める取り組みを行っています。文化放送との共同制作番組や、規格外ぶどうを利用した商品企画がこれに当たります。収集した観光データは、来訪者の行動分析やマーケティング施策に活用され、さらなるエンゲージメントを促進します。
コンサルティング事業の展開
DVやAIなどの最新技術を駆使し、企業や行政に対してコンサルティングを行うノウタスは、アグリサイエンスやアグリテインメントの知識をしっかりと活用しています。このコンサルティングによって、自社の技術導入スピードを高め、業界全体の成長を促していきます。
まとめ
新たな取締役の加入によって、ノウタス株式会社はさらなる成長と革新を目指しています。農業に関する新しい可能性を探り、誰もが参加できる未来の形を実現するため、努力を続けていく予定です。特に規格外品の利用やコラボレーションの強化は、農業の新たな形を築く重要なカギとなるでしょう。今後の活動に大いに注目したいところです。