富士市で金とプラチナの一般競争入札が開催
富士市では、この度、寄附を受けた金地金及びプラチナ地金の一般競争入札を実施します。寄附者の意向で、氏名は非公表となっていますが、その内容は公示されました。これにより、地域の資源を有効活用する機会として、注目を集めています。
入札対象物品
本入札では、以下の物品が対象となります。
- - 金地金: 45本、総重量23,999.94グラム
- - プラチナ地金: 13本、総重量9,000.00グラム
これらの合計は、令和7年9月1日現在の時価で約4億9,000万円に達します。重量は実際の計測による数値が基準となっており、正確な評価が行われます。
入札の概要と方法
入札は、寄附された金地金とプラチナ地金の全品目を一括で行います。入札形式は金額ではなく、買取率によるものとされ、田中貴金属工業㈱が発表している「店頭買取価格(税込)」を基準に、それに対する割合で示されます。なお、最低買取率は100%に設定されています。
参加申込
入札への参加を希望される方は、富士市役所の窓口にて直接申込みが必要です。電話や郵送での受付は行っていないため、注意が必要です。申込は、令和7年9月5日から10月6日までの間に、午前8時30分から午後5時15分まで行われます。
入札保証金
入札に参加するには、2,500万円の保証金を令和7年10月8日までに納入する必要があります。納入通知書は申込時にお渡しされます。
開札と契約の流れ
入札及び開札は、令和7年10月10日に行われます。その後、仮契約を締結し、財産処分議案が議決された後に正式な売却が実施されます。契約日は、11月頃を予定しています。
売却金額については、契約日当日の田中貴金属工業㈱が公表する金及びプラチナの店頭買取価格に、入札で決定された買取率と重量を掛け合わせた額となります。
売却資金の活用
入札により得られた資金は、寄附者の意向に従い、防災事業、育英奨学、国際交流の促進(特に英語教育の充実)、新病院建設といった4つの重要なプロジェクトに充てられる予定です。これにより、地域の発展や社会的貢献が期待されています。
注意事項
入札に参加される方は、富士市のウェブサイトに掲載されている「一般競争入札による金地金等売払い参加要領」を事前に確認してください。物品の引渡しは、市議会の議決後に行われるため、詳細なスケジュールは随時発表される予定です。
富士市の未来に向けた重要な一歩となる本入札に、多くの参加が期待されます。