呉春の魅力を探る
2025-01-07 17:01:21

逸翁美術館で楽しむ詩情豊かな呉春の作品展

逸翁美術館で開催される「四条派ですが、実は─ 詩情派。呉春」展のご案内



2025年4月12日から6月15日まで、大阪府池田市にある逸翁美術館にて「四条派ですが、実は─ 詩情派。呉春」と題された展覧会が開催されます。この展覧会では、大阪池田にゆかりの深い画家、呉春(ごしゅん)の豊かな作品世界を紹介し、観覧者に新たな視点を提供します。

呉春の画業とその背景



呉春は、京都で生まれ、与謝蕪村に俳諧や俳画を学び、後に松村月渓(まつむらげっけい)として活動を始めます。池田に移り住んだ時期には、自然や地元の人々の生活に迫った作品を数多く創作し、名を改めて呉春としました。彼は円山応挙(まるやまおうきょ)から写生画を学び、独自のスタイルを確立。呉春の作品は、蕪村から受け継がれた詩情性と応挙に並ぶ写実的なアプローチを融合し、豊かな魅力を生み出しました。

本展では、呉春の美術史的な位置づけだけでなく、文学的な視点も交えて彼の作品を掘り下げていきます。特に、彼の絵画が持つ詩情豊かさを解剖することで、観覧者は新たな感動を得られることでしょう。

企画内容と関連イベント



展覧会には、関連企画として、近畿大学文芸学部の教授である井田太郎(いだたろう)氏による講演会や、美術館の学芸員による鑑賞講座が行われます。これらのイベントは、観覧者が呉春の作品をより深く理解する手助けとなることでしょう。

  • - 講演会: 5月10日(土)14:00~15:30
「呉春の文学的世界」
近畿大学文芸学部教授 井田太郎氏
  • - 鑑賞講座: 4月27日(日)14:00~15:30
「呉春作品における詩句と絵画とのレゾナンス」
阪急文化財団 上席学芸顧問 仙海義之(せんかい よしゆき)

この講演会と鑑賞講座はともに無料で、要事前申し込みとなりますので、興味のある方はぜひ参加を検討してください。

美術館と茶室でのひととき



逸翁美術館は、阪急阪神東宝グループの創業者である小林一三(こばやしいちぞう)の名前を冠した美術館で、年度ごとに数回の企画展を開催しています。特に、著名な収蔵品には国指定の重要文化財も含まれます。

館内には原則として、井三による椅子式の茶室「即心庵」が併設され、展覧会に合わせた特製のお茶とお菓子を楽しむことができます。落ち着いた空間の中、詩情続きの優雅なひとときを過ごしてはいかがでしょうか。

開席日:
展覧会会期中の毎日曜日(4月13日、20日、27日、5月4日、11日、18日、25日、6月1日、8日、15日)
料金: 500円(税込)で各回、10名まで受け入れます。
チケットは美術館の受付での先着販売となり、予約は受け付けていませんのでご注意ください。

まとめ



2025年の春、ぜひ逸翁美術館に足を運び、美しい詩情に満ちた呉春の作品を堪能し、彼のの世界観を体験してみてください。美術、文学、茶道が融合したこの特別な空間で、心豊かな時間を過ごせること間違いなしです。


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会社情報

会社名
阪急阪神ホールディングス株式会社
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