朝倉市で行われる年末恒例の餅つきイベント
福岡県朝倉市の杷木団地が、12月15日(日)に年末恒例の「餅つき」を実施します。このイベントは一般社団法人グリーンコープ共同体に所属するグリーンコープ生活協同組合ふくおかと団地自治会の共同開催で、多世帯が共に過ごす機会を提供しています。
杷木団地の背景
杷木団地は、2017年の九州北部豪雨により自宅を失った人々が新たに生活を築くために設立された災害公営住宅です。2019年に開所し、現在は約30〜40世帯の住民が暮らしています。特に、65歳以上の高齢者が多いことが特徴で、一人暮らしの世帯も半数近くを占めています。このような地域の高齢者を支えるため、新たなコミュニティづくりが求められています。
「餅つき」は、2019年から始まり、毎年70名近い住民が参加する恒例行事として定着しています。また、地域のつながりを深めるために重要な役割を果たしており、孤立しがちな高齢者たちにとっても大切な交流の場となっています。
餅つきの内容
当日のイベントでは、伝統的な「餅つき」に加えて、豚汁も振る舞われる予定です。豚汁はグリーンコープ生協ふくおかの久留米南町店から提供され、地域住民の皆さんが楽しめる内容となっています。なお、餅つきにかかる費用は、グリーンコープへのカンパ金によって賄われています。
開催概要
- - 日時:2024年12月15日(日)10:00〜
- - 場所:杷木団地(福岡県朝倉市杷木林田330-1)
地域のつながりを再確認し、住民同士が寄り添うこの餅つきイベントは、杷木団地の人々にとって暖かいひとときとなることでしょう。このイベントを通じて、地域の絆を深め、住民同士の交流が一層促進されることが期待されています。
グリーンコープ共同体の取り組み
グリーンコープ共同体は、2018年に設立され、九州、近畿、中国、福島の16の生協と協力して地域に根ざした活動を展開しています。「安心・安全な食べものを子どもたちに食べさせたい」という母親たちの願いから始まり、地域を豊かにするための取り組みを続けています。これにより、地域住民が協力しながら、共に生活するコミュニティの形成が進められています。
この年末の餅つきイベントは、地元住民にとって忘れられない一日となり、地域社会をさらに活性化する一助になることでしょう。