資生堂が次世代マスカラ技術を発表
資生堂は、化粧品技術の新たな進展として次世代マスカラ技術「WASHABLE LOCK TECHNOLOGY™」を発表しました。この技術は、まつ毛のカールを一日中美しく保ちながら、同時にお湯で簡単にオフできるという難題を解決するものです。
技術革新の背景
まつ毛のカールを持続させる技術と、優れたオフ性能を両立させることは、化粧品業界において長年の課題でした。従来のウォータープルーフタイプのマスカラは、優れたカールキープ能力を持つ一方で、オフする際にはオイルクレンジング剤や専用リムーバーを必要としていました。逆に、お湯落ちフィルムタイプは簡単に落とせるものの、カール持続力には限界がありました。資生堂は、この二つの相反する特性を融合させるため、革新的なフィルムを開発することに挑戦しました。
「WASHABLE LOCK TECHNOLOGY™」の特徴
新しく開発された「WASHABLE LOCK TECHNOLOGY™」は、まつ毛の形状を外的要因から守る「形状保持プロテクター機能」と、お湯でのオフを可能にする「お湯センサー機能」の二つの能力を兼ね備えています。このフィルムは、特定のポリマー成分を用いて、カールキープ力とお湯オフの機能を両立させました。特にポリアクリレート-51という成分が、実現を可能にした要因と言えます。
開発の成果
実際にこの新技術を搭載したマスカラ製剤を塗布した実験では、従来のウォータープルーフタイプと同様、長時間にわたりカールの持続性が確認されました。お湯でのオフ効果も、塗布された膜が膨潤し、軽くこするだけで自然に剥がれることが証明されています。
今後の展望と応用範囲
「WASHABLE LOCK TECHNOLOGY™」は、マスカラだけでなくアイメイク全般や、さらにはサンケア、ベースメイク製品にも応用が期待されます。この技術により、化粧品業界全体の利便性が向上することが見込まれています。
資生堂のR&D戦略
資生堂は、革新を推進するために「DYNAMIC HARMONY」というR&D理念を掲げています。この理念に基づき、ブランドの価値向上や循環型価値の創出、新領域への挑戦を目指し、オープンイノベーションを進めています。資生堂の先進的な研究成果は、国際的な学術発表会でも高く評価されています。
今後も資生堂はこの技術を基盤として、さらに次世代の化粧品技術を開発していくことを期待しましょう。