姫路とポーランドが連携
2024-11-22 10:32:06

姫路市立美術館、ポーランドの「Manggha」と連携協定を締結

姫路市立美術館とポーランド「Manggha」の連携協定



姫路市立美術館とポーランドの「日本美術・技術博物館Manggha」が、2023年11月11日に連携を決定しました。この協定は、両館の所蔵品の相互貸借および展覧会の共同開催を通じて、美術文化の交流を深めることを目的としています。

調印式の詳細


調印式はポーランドにある「Manggha」で行われ、姫路市の副市長・山田基靖氏と館長・カタジナ・ノバク氏が協定書に署名しました。この式典には、在ポーランド日本大使館の山下広報文化センター長や、名誉総領事などの名士も出席しました。

特筆すべきは、故アンジェイ・ワイダ監督の令夫人であるザフファトヴィッチ氏が来場したことです。彼女は、ワイダ監督が姫路城を訪問した際に描かれたスケッチを姫路市立美術館に寄贈したいとの申し出をしました。山田副市長は、その申し出に感謝の意を表しました。

「Manggha」とは?


「Manggha」はポーランドで唯一の国立美術館であり、日本文化の普及に尽力しています。この美術館は1994年に設立され、磯崎新氏の設計による建物で、浮世絵や能面など、日本の伝統美術の貴重なコレクションが常設展示されています。年間約10万人が訪れるこの博物館は、日本文化への理解を深める絶好の場です。

文化交流の拡大


連携協定の締結により、姫路とポーランドの文化がより一層深く結びつきます。両館は今後、展覧会の開催や教育プログラムを通じて、観光や国際交流も促進していく予定です。これにより、来館者に新たな文化体験を提供することが期待されます。

市立美術館の館長は、今回の協定を通じて「両地域の素晴らしい芸術が交流し、未来に向けた新たな物語が紡がれることを願う」とのメッセージを寄せました。

日本の文化を大切に


姫路市立美術館は、世界文化遺産である姫路城の近くに位置し、その歴史的な背景を踏まえて市民の文化振興に寄与しています。1905年に旧日本陸軍の施設として建設されたこの赤レンガの美術館は、戦火をくぐり抜け、戦後は市役所としても利用されてきました。

1980年からは美術館として市民に愛されており、年間に約5,000点ものコレクションを展示しています。特に、名画から現代アートまで多岐にわたる作品が一堂に会し、地域の文化的な拠点としてますますの役割を果たしています。

終わりに


この新たな連携が、今後の文化交流や国際理解の一助となることを期待しています。また、姫路市立美術館自身も、日本の文化や美術の重要性を再認識し、来館者に対する質の高いサービスの提供に努めていくことでしょう。誇るべき日本文化を国内外に広め、さらなる発展を目指していく「姫路市立美術館」から目が離せません。


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会社情報

会社名
姫路市
住所
兵庫県姫路市安田四丁目1番地
電話番号

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