川崎港見学ツアーが実施されました
2024年11月15日、川崎市立川崎小学校の5年生を対象に、川崎港周辺で「川崎港見学ツアー」が行われました。このイベントは、川崎みなと祭り実行委員会が主催し、海や港に対する理解を深めてもらうことを目的としています。実施の背景には、次世代に美しい海を引き継ぐための活動があり、全国的な「海と日本プロジェクト」の一環として企画されました。
川崎港の魅力を発見
参加者は93名(生徒と教職員)で、午前中から活気あるツアーがスタートしました。最初に体験したのは、川崎港クルーズ。船上からは普段見ることのできない港の景色を楽しみながら、海と港が日常生活にどのように影響を与えているのかを学びました。特に、川崎港を支える工場やコンテナターミナル、さまざまな船舶の様子は、子どもたちの興味を引きました。専門のガイドが心を込めて説明を行い、より深い理解が得られるよう努めました。
東公園での学びと体験
次に訪れたのは、東扇島にある人工海浜「かわさきの浜」。ここでは、砂浜の生き物探しを行い、自然と触れ合う良い機会を提供しました。海の生き物の住む場所が近くにあることを実感する貴重な体験となりました。さらに、先ほど見たコンテナターミナルでは、実際の荷物の積み下ろしを見学。流通の仕組みや港の役割についても学びました。
子どもたちの声
参加した子どもたちは、見学を通じてたくさんの気づきを得ました。「普段食べているものが、川崎港で作られているとは思いませんでした。」「生活に必要なエネルギーが川崎で輸入されていることを知り、驚きました。」といった感想が寄せられました。また、砂浜での生き物探しでは、貝殻やカニを見つける楽しさを語る子もいました。大きなクレーンの様子に魅了され、荷物の搬送が印象的だったとの声もあり、今後の学びへとつなげていく希望が感じられました。
まとめと今後の展望
川崎みなと祭り実行委員会は、1974年に設立され、多くの市民に川崎港の魅力や役割を伝えるため、毎年お祭りを開催しています。今後も次世代に向けて、海や港の大切さを伝える活動を続けていくことでしょう。また、海と日本プロジェクトを通じて、より多くの人々が海に関心を持ち、環境について考えるきっかけとなることを期待しています。訪れた子どもたちが、今回の経験を大切にし、未来の海を守る意識が芽生えることを願っています。