水戸ホーリーホック、GXプロジェクト始動
株式会社フットボールクラブ水戸ホーリーホックが、新たな地域貢献を目指して「GXプロジェクト」の一環としてソーラーシェアリング事業を2025年6月30日に始動しました。この試みは、持続可能な社会の構築に向けた新たな一歩です。
ソーラーシェアリング事業の概要
この事業は、茨城県東茨城郡城里町にある約2,000平方メートルの耕作放棄地を活用し、太陽光発電と農業を融合させる形で進められます。事業のタイトルは「GRASS ROOTS FARM 太陽光発電所」で、農地を使用して発電を行い、その電力は地域の「道の駅かつら」や「物産センター山桜」へ供給されます。この両施設には、発電した電力が7月2日より供給開始される予定です。
また、プロジェクトの初期段階では、土づくりを重視し、ひまわりなどの緑肥を育てることから始まり、今後はなすやにんじんといった野菜の育成も計画されています。落成式では、関係者たちがなすの苗植えセレモニーを行い、プロジェクトの成功を願いました。
落成式の詳報
落成式は、2025年6月30日に開催され、地域の関係者や来賓が集まりました。式典では、クラブの代表者による挨拶や、来賓からの祝辞があり、テープカットや苗植えのセレモニーが行われました。城里町長の上遠野修様や、Jリーグ執行役員の辻井隆行様など、多数の方々がこの新しい挑戦の門出を祝福しました。
小島社長のコメント
小島耕社長は、「皆さまの支援に感謝申し上げます。GXプロジェクトの目印として、ソーラーシェアリング事業がスタートします。この取り組みが成功し、地域に新しい風景を創造していくことを期待しています。」とコメント。彼は、10年後も地域の皆が笑顔でサッカーができる場を作るため、持続可能な取り組みを進める意義を語りました。
新たなパートナーシップ
さらに、JAグループ茨城が新たにGXパートナーとして参加し、農業に関連する専門知識を提供します。このパートナーシップにより、より強力な支援体制が確立され、農業面からの専門性が確保されました。
連携機関・企業
霊
複数の機関や企業と連携し、地域におけるソーラーシェアリング事業を推進します。常陽銀行は地域金融機関として、株式会社TERRAは設備の設計・施工を担当、JAグループ茨城は農産物の生産における支援を行います。
今後の展望
今後は、有機JAS認証の取得を目指し、堆肥を使用した農業を推進。また、収穫した野菜を道の駅などで販売し、未来にはオーガニックBOXのサブスクリプションサービスも展開する予定です。地域・社会と共に持続可能な循環を生み出すことが狙いです。
このように、水戸ホーリーホックはサッカーだけでなく、地域との共生を目指し、確固たる未来へと歩み出しています。私たちも、その進展を見守ることで、より持続可能な社会への道をサポートしていきたいと思います。