反町康治が語る日本サッカーの本質と未来とは？新刊登場

反町康治氏、サッカー界の未来を見据えた新刊を発表

2024年9月30日に小学館より、反町康治氏の新書『サッカーを語ろう』が発売されます。本書は、日本サッカー協会の技術委員長を務めていた反町氏が、公式ウェブサイトで連載していたコラムを再編集したものです。タイトルは「日本サッカー協会技術委員長1457日の記録」とあり、彼の在任中の多くの経験が詰まった一冊です。

書籍の内容

本書では、反町氏が日本サッカーの現状や未来についてどう考えているのかが、多角的にまとめられています。まずは「技術委員の仕事とは何か」から話が始まり、代表チームの強化方法や若年層選手の育成、さらには指導者の養成、サッカーの普及策まで、幅広いテーマが取り上げられています。これらの内容は、指導者やJリーガーだけでなく、ユース選手やその親にとっても非常に有益な情報を提供しています。

特に、反町氏は「森保ジャパン」の支え役として知られ、多くのビッグイベントが彼の在任中にありました。ワールドカップや東京オリンピック、アジアカップといった国際大会に向けて、どのように日本サッカーを導いていったのか、その実際の記録が本書にはしっかりと刻まれています。

特別対談の収録

さらに注目すべきは、ウェブサイトでは読めない本書だけの特典として、元日本代表選手である中村憲剛氏との対談が収録されている点です。対談では、憲剛氏が指導者のS級ライセンスを取得した際のエピソードや、現在の日本サッカーを語る上で欠かせない存在のオシム監督の思い出など、サッカーに対する熱い思いが語られています。

著者情報と経歴

反町康治氏は、1964年に埼玉県に生まれました。小学2年生の時に静岡県に転居し、サッカーと出会います。清水東高校で全国高校サッカー大会に優勝後、慶応義塾大学に進学し、全日空に一般入社。その後も横浜フリューゲルスやベルマーレ平塚でプロ選手として活躍しました。引退後は監督として多くのチームを率い、日本代表のアシスタントコーチ、さらには北京オリンピック監督も務めました。そして、2020年から2024年にかけて日本サッカー協会の技術委員長として活動しました。