三菱UFJ銀行、育児支援で「HRアワード2024」に輝く
株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループの連結子会社、三菱UFJ銀行が、企業の人事部門で優れた取り組みを評価され、日本の人事部が主催する「HRアワード2024」において入賞しました。この受賞は、特に育児両立支援およびキャリア形成支援に対する積極的な姿勢が評価されています。
多様性を尊重する企業文化の形成
三菱UFJ銀行は、社員一人ひとりが持つさまざまな価値観や背景が、新たな可能性を引き出し、持続可能な未来を築く力であると信じています。そのため、ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン(DEI)にも力を入れ、性別に関わらず仕事と育児を両立できる環境の整備を進めています。特に、2023年度には約1,750名が産休日・育休日を取得し、現在、仕事と育児の両立をしている社員は全体の約3割を占めています。このことからも、同社が育児を行う社員に対して充実したサポートを提供していることがうかがえます。
復職サポートプログラム「パレット」の導入
このような背景の中で、三菱UFJ銀行は2023年10月から復職支援プログラム「パレット」を導入しました。このプログラムは、復職後の社員がスムーズに業務に戻り、持続的にキャリアを展開できるよう支援するための、12種類のコンテンツから成り立っています。特に新たに5つのコンテンツが追加され、復職者に備えるための多角的なアプローチが取り入れられました。
- - 復職プリペアコンテンツ:復職前後の不安を軽減するため、社会やビジネスの変化について自己学習できる機会を提供。
- - 復職プリペア研修:社内の人材育成担当者による会社の変化をまとめた研修プログラム。
- - パートナー参加型セミナー:産・育休取得者のパートナーと共に両立方法を考えるセミナー。
- - 復職セレモニー:復職を迎える社員とその上司が共にキャリアを確認する機会。
- - 社内SNSコミュニティ:復職者専用のコミュニティを設け、情報交換と支援を促進。
これらの取り組みは、社員が自分でキャリアを築く意識を高め、復職前後のスキルやマインドのギャップを解消することを目的としています。アンケート結果を基にプログラム内容を構成しているため、実際のニーズに即した内容となっています。
成果と今後の展望
「パレット」プログラムの開始以来、参加者の数は2,000名を超え、実際に復職した社員からはプログラムの有用性について好意的な意見が寄せられています。今後は、男性の育児参画促進など新たな取り組みも視野に入れ、さらに多様な社員の支援に取り組んでいく予定です。三菱UFJ銀行は、産休や育休からの復職支援を通じて、社員が各ライフステージにおいても持続的にキャリアを発展させられる環境の構築に努めています。
公式サイトでの詳細は以下から確認できます:
三菱UFJ銀行のDEI推進
日本の人事部「HRアワード」とは?
HRアワードは企業や個人の成長を推薦・表彰する制度で、透明性の高い選考過程を経ています。第13回目を迎える本年も、さまざまな企業の取り組みが評価されました。詳細については以下のリンクをご覧ください。
HRアワード公式サイト