建設業界向けBIM/CIM専用VDIの新展開
建設業界におけるデジタル化が急速に進行する中、ペーパレススタジオジャパン株式会社はNTTPCと連携し、BIM(Building Information Modeling)およびCIM(Construction Information Modeling)専用のVDI(仮想デスクトップ基盤)サービス「ArchiSymphony VBP」をリニューアルしました。この新サービスは、建設業界におけるデジタル化を一層促進し、効率的なプロジェクト管理を実現するための取り組みです。
BIM/CIMの重要性と背景
国土交通省による政策フレームワークの変化に伴い、2023年より公共工事においてBIM/CIMの原則適用が義務づけられることが決定しました。さらに2025年からはBIM確認申請の試行も開始されるため、これからの建設業界ではBIM/CIMの導入が加速すると予想されています。これまで導入に際しては高スペックなPCが必要とされ、導入障壁が存在しましたが、今回のリニューアルによってそれが大きく解消される可能性があります。
ArchiSymphony VBPの特長
新たな「ArchiSymphony VBP」には以下の特長があります:
1.
クラウドによる即時利用
BIM/CIMの実行環境がクラウド上で提供され、すぐに活用可能です。
2.
導入から活用支援
建設業界向けの教育コンテンツやOJTによる実践教育から活用支援までを網羅します。
3.
選べるプラン
教育用、実践用、大規模プロジェクト用の3つのプランから、自社のニーズに最適なものを選択できます。
このような機能により、BIM/CIMの導入はもちろんその後の運用がスムーズになります。
お申し込み方法
「ArchiSymphony VBP」の申し込みは、ペーパレススタジオジャパンの公式サイトからおこなえます。高性能なデスクトップ環境をクラウド上で手軽に利用できるこのサービスは、今後の建設業界において重要なツールとなるでしょう。
ペーパレススタジオジャパン公式サイトリンク
今後の展望
ペーパレススタジオジャパンはNTTPCとの提携を基に、全国の事業パートナーを141社まで拡大する計画を抱えています。また、ISO19650に基づいた仮想空間内での情報管理も視野に入れ、各関係者が連携した作業ができる環境を提供していく予定です。さらに、NVIDIAのGPUを活用した高度なデジタルシミュレーション技術も導入し、BIM/CIMの実現を一層推進していく構えです。
このように、「ArchiSymphony VBP」は建設業界におけるデジタル変革の力強い助けとなり、さらなる効率化を促進することでしょう。
NVIDIAからの期待の声
今回のコラボレーションに関して、NVIDIAの岩永秀紀氏は、両社の協力によって新たな運用環境が提供されることを評価し、BIM/CIMの導入が加速することで、サステナブルな建設業界へと進化することを期待しています。
企業情報
ペーパレススタジオジャパン株式会社
設立:1998年9月
代表取締役:勝目高行
所在地:東京都港区赤坂2丁目9-11 オリックス赤坂2丁目ビル10F
公式サイト
株式会社NTTPCコミュニケーションズ
設立:1985年9月
代表取締役社長:工藤潤一
所在地:東京都港区西新橋2-14-1興和西新橋ビルB棟
公式サイト