高速グループスケジューラ「OnTime for Microsoft」の新バージョン登場
有限会社アクセルは、特にビジネスシーンで注目されているグループスケジュール管理ソフト「OnTime Group Calendar for Microsoft」の最新バージョンであるVer.6.3.0を2025年6月16日(月)にリリースしました。この新しいバージョンでは、Microsoft Graph APIに基づく新たな同期エンジン「OnTime同期ハブ」が実装され、機能の利便性が大きく向上しました。
OnTime同期ハブの導入背景
これまでの「OnTime for Microsoft」は、Exchange OnlineのEWS APIに依存してイベントのリアルタイム同期を行ってきましたが、Microsoft側が2026年10月1日以降にEWS APIへの新しいリクエストを制約すると発表しました。この発表を受けて名急いで「OnTime同期ハブ」の開発を行い、約3年の開発期間を経て遂にその成果を世に出すに至ったのです。
「OnTime同期ハブ」は、従来の機能に加えて、EWS APIのStreaming Notification機能を取り入れ、より効率的にスケジュールを管理できるようになりました。これにより、ユーザーは今後も安心して新しい環境でスケジュール管理を続けられます。
汎用性と拡張性のある「OnTime同期ハブ」
新たに搭載された「OnTime同期ハブ」は、その汎用性が大きな魅力です。OnTimeサーバーとは独立して機能し、物理的に異なるOS上でも運用が可能です。これにより、単一のOnTime同期ハブから複数のMicrosoft 365テナントやオンプレのExchangeサーバーへの接続が実現され、国内外で異なるテナントを使っている場合でも円滑にスケジュールを管理できるようになります。
さらに、「OnTime同期ハブ」は、1つのMicrosoft 365テナントにつき最大約5万アカウントの同期をサポートする設計がなされており、ユーザーの増加に伴う需要にも柔軟に対応可能です。また、複数のOnTimeサーバーを接続することができるため、冗長性や負荷分散の実現が図られると同時に、OnTimeクライアントのレスポンスも向上します。
「OnTime Group Calendar」の利便性
「OnTime Group Calendar」自体も日本企業において高い評価を受けています。このソフトは、複数のメンバーの予定を一目で確認できる機能や、会議の主催、施設の予約など、視覚的で迅速に操作が可能な点が特長です。一般的には、Microsoft ExchangeやMicrosoft 365に対応する「OnTime for Microsoft」と、HCL Notes/DominoおよびVerseに対応した「OnTime for Domino」の2つのバージョンが用意されています。さらに、モバイル利用や日程調整オプションもあり、多彩な機能を揃えています。
国内外の実績
「OnTime Group Calendar」は、日本国内で32万ライセンス以上、全世界ではヨーロッパを中心に80万ライセンス以上が販売されています。このソフトウェアは、デンマークを本社に持つIntraVision社が開発しており、10カ国語に対応しているため、国際的なビジネスのシーンでも役立つでしょう。
今後の展望と新機能の詳細
新バージョンの詳細については、
や、同社の公式デモサイトやワークショップでさらに深く知ることができます。また、OnTime Group Calendarに関する最新情報は、公式ページや各種リンクから随時更新されています。
「OnTime for Microsoft」の新たな可能性に期待が高まる中、今後もビジネスシーンでのスケジュール管理に貢献していくことが期待されているでしょう。