新たな社名で革新を目指すクロスロケーションズ株式会社
クロスロケーションズ株式会社(東京都渋谷区)が、2026年1月1日より社名を「Location AI株式会社(ロケーションエーアイ株式会社)」に変更することを発表しました。この決定は、11月27日に開催された臨時株主総会での承認を受けたものです。今回はこの社名変更に伴う背景や新たな方向性について詳しく見ていきます。
新社名の意図とCIリニューアル
新しい社名「Location AI」は、同社が長年追求してきた位置情報ビッグデータとAI技術の融合を象徴しています。特に、最近の生成AI技術の進化を背景に、同社のクラウドプラットフォーム「Location AI Platform®(LAP)」はさらなる機能強化が行われています。これにより、ユーザーはより効率的にデータを分析し、マーケティング施策を一貫して実行することが可能になります。
社名変更に伴い、コーポレートアイデンティティ(CI)も刷新され、企業のビジョンやミッションを明確に示すことを目的としています。この新たなCIは、単なる名称変更にとどまらず、グローバル展開やデータ分析機能のさらなる進化を目指すものです。
機能強化の実績
同社のLAPは、これまでに数多くの機能を追加してきました。中でも、生成AIを用いたチャット機能「LAP Helpチャット with GPT」が、2024年に導入され、ユーザーはLAPの操作方法を自然な対話形式で学ぶことができるようになりました。また、世界42億IDの位置情報ビッグデータが「Location Engine™」に統合され、インバウンド市場向けに特化した人流分析が実現。これにより、海外進出を考える企業に対する支援が強化されています。
さらに、生成AIを使用した「AIサマリー」機能も2025年にスタートし、分析結果を自動で要約。これにより、専門知識がないユーザーでも容易にデータを理解できる環境が整っています。加えて、2025年には「人流予測ウィジェット」や、多様なデータとの統合分析機能も提供開始され、企業はより精度の高い予測を行うことが可能になりました。
グローバル展開へ向けて
クロスロケーションズは、社名変更と同時にグローバル展開を視野に入れたサービスの拡充を図っています。位置情報データと生成AI技術を活用した多様なマーケティングソリューションを展開し、企業や団体に対してビジネスを支援するプラットフォームを提供。特に、訪日外国人向けの「インバウンドアナリティクス+」や、人流データを活用した「Location Marketing Service」も展開されており、マーケティング施策を一層進化させています。
このように、社名を変えることは単なるブランド変更にとどまらず、企業の未来を見据えた進化の象徴です。これからのクロスロケーションズ、いやLocation AI株式会社の新たなスタートが楽しみです。
まとめ
クロスロケーションズは、新たな社名と共に企業のアイデンティティを強化し、生成AIとの融合によるデータ分析プラットフォームの進化を続けています。今後、どのような革新が生まれるのか、ますます注目が集まります。