マクラーレン、2026年シーズンからMastercardを公式ネーミングパートナーに
2025年8月28日、ニューヨークで発表されたプレスリリースにおいて、マクラーレン・レーシングが2026年シーズンよりMastercardを公式ネーミングパートナーとして迎えることが発表されました。この新たな提携により、チーム名は「マクラーレンMastercardフォーミュラ1チーム」となり、パートナーシップの新たな章が幕を開けます。
この発表は、マクラーレンファンにとっても大変興奮を呼ぶ出来事であり、両企業の協業が強化されることでファンへのサービスが拡大することが期待されています。新たなイニシアチブ「Fans First」に基づいたMastercardの取り組みにより、ファンはより多くの裏方体験やエンターテインメントを享受できるようになります。特に「Team Priceless」というプログラムにより、ファンは特定のレース日にはサーキットでのホットラップ体験やドライバーとの交流、さらには開催都市の文化を楽しむ特別な機会を得られます。また、詳しい参加方法については今後発表がある予定です。
このパートナーシップの始まりを祝して、Mastercardは8月27日にオランダGPに先駆けてアムステルダムでライブ・ファンイベントを開催しました。このイベントでは、マクラーレンのF1チームのドライバー、ランド・ノリスとオスカー・ピアストリが登場し、ライブ音楽パフォーマンスなど盛りだくさんの内容が展開されました。
マクラーレン・レーシングのCEO、ザック・ブラウンは、「私たちのファンが最も大切な存在であり、Mastercardとの新たなパートナーシップを通じてファンファーストの理念を実現することができることを嬉しく思います。Mastercardは私たちの情熱を理解し、共に成長するための素晴らしいパートナーです。これからも彼らと共にサーキット内外での新たな体験を提供できることに期待しています」とコメントしました。
Mastercardのマーケティング最高責任者、ラジャ・ラジャマナーも、「私たちのパートナーシップは、常にファンを重視することに基づいています。マクラーレン・レーシングとの提携により、私たちの取り組みは次の段階へ進化します。マクラーレンは革新性と優れたパフォーマンスを象徴する存在であり、私たちの価値観と深く語り合っています」と述べています。
McLaren Racingの概要
マクラーレン・レーシングは1963年にレーシングドライバーのブルース・マクラーレンによって設立され、1966年にF1レースに初参戦して以来、数々の成功を収めてきました。21回のF1世界選手権優勝、200回のF1グランプリ優勝を持つ実力派チームです。さらに、インディアナポリス500マイルレースで3勝、ル・マン24時間レースでも初挑戦で栄光を掴みました。
マクラーレン・レーシングは、FIAフォーミュラ1及び他の5つのレースシリーズで競技を行っており、環境への配慮や多様性も重視し、サステナビリティの推進にも努めています。2040年までにネットゼロを目指し、モータースポーツの未来に貢献する取り組みを展開しています。
Mastercardの役割
Mastercardは200以上の国で多様なデジタル決済手段を展開し、経済の活性化に寄与しています。この提携によって、より多くの人々が無理なく経済的な機会を得られることを目指しています。テクノロジーとイノベーションを駆使して、世界中のファンに様々な体験を提供することが期待されています。
今回の新たなパートナーシップにより、マクラーレン・レーシングとMastercardは歴史的なシーズンを迎え、ファンとのさらなる絆を深めていくことでしょう。その背景には、両者の共通目的であるファンファーストの理念が息づいています。2026年が待ち遠しいですね。