リコーと三菱電機の新たな挑戦
株式会社リコーと三菱電機が、感情推定センサー「エモコアイ」を取り入れた次世代型ワークショップの実証実験を開始しました。このプロジェクトは、デジタルトランスフォーメーション(DX)の一環として、「RICOH BUSINESS INNOVATION LOUNGE TOKYO」に設置されたワークショップルームで進められます。この取り組みでは、参加者の集中度や眠気度など、感情をリアルタイムで可視化することを目指しています。
背景
近年、リモートワークや多様な働き方が普及する中、企業は会議やワークショップの質を向上させる必要性を感じています。しかし、参加者の心理状態を客観的に把握する手段が不足しており、そのためにファシリテーションの効果も評価が難しいのが実情です。
リコーは、働く人々が創造力を発揮できる社会を目指し、AIとDXの活用を進めています。「RICOH BUSINESS INNOVATION LOUNGE TOKYO」では、参加者の発話をリアルタイムで分類し、視覚効果を通じてディスカッションを支援する仕組みを導入しています。一方、三菱電機は自社のデジタル基盤「Serendie」を用い、データ活用による新たな価値の創出を目指しています。
実証実験の目的
この実証実験では、「エモコセンサーユニット」をワークショップルームに設置し、参加者の様々な感情を定量化します。具体的には、集中度、活性度、眠気度といったデータを収集し、ファシリテーションの進行方法にフィードバックを提供する仕組みを構築します。これにより、ワークショップの質を向上させるとともに、心理状態とファシリテーションの相関を科学的に証明する狙いがあります。
取り組みの内容
両社は、リコーがワークショップの設計と運営を担当し、三菱電機が「エモコセンサーユニット」によるデータ計測を行います。この実証実験は2026年6月から7月にかけて行われ、参加者の感情の変化を分析し、次世代型のワークショップとしての確立を目指します。
今後の展開
実証実験が終了した後、三菱電機はさらに「感情推定データ」の活用に関する実証を進める予定です。両社はこれをもとに新たなオフィス向けサービスの開発に取り組み、働き方改革や生産性向上に寄与する新たなソリューションを提供していきます。
RICOH BUSINESS INNOVATION LOUNGE TOKYOについて
リコーは、2024年2月に「RICOH BUSINESS INNOVATION LOUNGE TOKYO」をリニューアルオープンしました。この拠点では、さまざまな業種の顧客とともに価値創造を行うための活動を強化しており、AI技術を駆使して新たなビジネスの共創を目指しています。経営者との直接対話を通じて、問題解決やビジネスデザインの設計を支援しています。
これらの取り組みを通じ、リコーと三菱電機は、より革新的な働き方を実現し、企業の生産性向上に寄与することを目指しています。