福岡のオフィス市場活性化へ!三好不動産がオフィス仲介に本格参入
福岡市の不動産管理会社、株式会社三好不動産は、7月17日より飲食店などのテナント仲介に加え、オフィスの仲介業務に本格参入することを発表しました。
同社は、福岡市における再開発事業による新たなオフィススペースの供給増加を見据え、福岡へ拠点を構える企業の増加を期待しています。特に、熊本県菊陽町に進出したTSMCに関連した住宅売買の案件に付随する問い合わせや、海外企業からの引き合いが増加していることから、海外企業誘致を視野に入れているとのことです。
敷金減額サービスで福岡のオフィス市場を活性化
三好不動産は、テナント企業への敷金減額サービスを展開する株式会社日商保との業務提携により、「敷金で福岡グロースプロジェクト」に参画します。このプロジェクトは、日商保が提供する敷金減額サービスを活用することで、福岡のオフィスに入居を希望する企業と、オフィス物件を活性化させたいオーナー双方を支援することを目的としています。
三好不動産は、このサービスを福岡への企業誘致の大きな武器と捉え、積極的な参画を表明しました。
海外企業誘致に向けた戦略
三好不動産は、台湾人顧客を中心に、TSMC進出に関連した住宅購入の案件が地元熊本で増加しており、国際事業部と熊本支店がその売買仲介に力を入れています。
同社は、台湾系半導体産業の九州進出の相談を多く受けており、敷金の完全無料化を提案することで、海外企業の福岡進出を有利に進めることができると考えています。
また、国内企業に対しても、紹介・取次・反響などの引き合いがあり、今後、支店誘致だけでなく、リスク管理の観点から本社機能移転等のニーズも視野に入れ、多くの誘致を目指しています。
敷金減額サービスを活用した初期費用削減
三好不動産は、海外企業だけでなく、国内企業に対しても敷金減額サービスを活用することで、福岡進出における初期費用面でのアドバンテージを提供し、企業誘致を促進していきます。
さらに、福岡県内で一番の社宅仲介数を誇る同社は、社員の住居斡旋と組み合わせた提案も可能であり、「国際事業」「テナント事業」「社宅営業」の各セクションの連携により、福岡のオフィス市場の活性化に貢献していく予定です。
「敷金で福岡グロースプロジェクト」第一弾案件
三好不動産が管理業務を受託する「AUSPICE福岡天神」は、「敷金無料」にて全フロア10区画でテナント募集を開始しました。
このサービスを利用することで、入居企業は最大1億円もの敷金負担をなくし、その資金を事業資金として活用することが可能となります。
「AUSPICE福岡天神」は、2024年7月末に竣工予定で、天神エリアで空や光、風を感じられる屋上庭園や、環境負荷・エネルギー消費への配慮、耐震性の高い先進的なビルとして、安心・安全で快適な環境が整備されたオフィスとなっています。
福岡のオフィス市場活性化への期待
三好不動産は、敷金減額サービスを導入することで、福岡のオフィス市場を活性化させ、企業誘致を促進し、ひいては福岡の街全体の活性化に貢献していくことを目指しています。
同社の今後の取り組みが注目されます。