医療機器向けの貴金属素材「Visi FineⓇ」の展示
田中貴金属工業株式会社は、産業用貴金属事業を展開し、2026年2月3日から2月5日まで米国カリフォルニア州アナハイムで開催される「MD&M West 2026」に出展します。展示ブースでは、同社の医療用貴金属素材「Visi FineⓇ」シリーズを紹介し、医療機器の進化に寄与する新技術を披露します。
「Visi FineⓇ」は、同社がこれまでの素材開発ノウハウに基づき、各種の高度な加工技術を駆使して仕上げた医療機器用の貴金属素材のラインアップです。その名の由来は、「Visi(見える)」と「Fine(細かく洗練された)」を掛け合わせたもので、X線不透過性に優れた特性を持ち、高信頼性を誇ります。このシリーズは、特に低侵襲治療における位置把握が重要なデバイスに適しており、金やプラチナの特性を最大限に活かします。
低侵襲治療への対応
最近の医療現場では、低侵襲手術や治療が重要なテーマになっています。田中貴金属の取締役執行役員、井原 康孝氏は「カテーテルや体内留置デバイスが小型化している中で、X線下での明確な視認性が求められます」と述べ、医療機器メーカーが必要とする高品質な素材の供給の重要性を強調しました。実際に「Visi FineⓇ」シリーズは、信頼性と生体適合性、耐食性などが魅力として挙げられ、次世代の医療機器開発に貢献しています。
貴金属素材の特性と応用
「Visi FineⓇ」シリーズは、あらゆる医療デバイスで使用可能な広範な素材を提供しており、その一部を以下に紹介します。
- - 貴金属極細線: 優れたX線不透過性と耐食性を持つ極細線素材で、医療機器用部材に最適です。
- - マーカーバンド: X線映像への視認性を高めるために設計されており、デバイスの正確な位置把握をサポートします。最適化された製造プロセスにより、均一性と耐久性が求められます。
- - 微細加工部品: 心血管系などの治療に特化した貴金属製の部品で、バリを抑えた品質の高い部材を製造しています。
- - ロジウムシート: マンモグラフィ用のフィルターとして使用される高純度なシートで、優れた性能が求められます。
グローバルなサプライチェーン
田中貴金属は、アジアを代表する貴金属メーカーとして、全世界での供給ネットワークを構築しています。これにより、医療機器メーカーは、国内外で効率的なサプライチェーンを持つことができ、持続可能な素材利用が実現します。「MD&M West 2026」への出展を通じて、田中貴金属はその技術力と製造体制を活かし、医療・ヘルスケア業界のさらなる進展に貢献していく姿勢を示しています。
展示会の詳細
「MD&M West 2026」に関する詳細は以下の通りです:
- - 会期: 2026年2月3日(火)〜2月5日(木)
- - 会場: Anaheim Convention Center, California, USA
出展ブース番号は2185となっており、田中貴金属の医療機器用製品に関するさらなる情報は公式ウェブサイトより入手できます。医療機器の進歩を支える素材に関する最前線をぜひご覧ください。