中島篤が月刊「飲食店経営」で新連載を開始
2025年6月13日に発売される月刊「飲食店経営」の7月号に、株式会社CAQNALの代表取締役である中島篤が新たに連載を開始します。本連載の主題は、現代の飲食業界が深刻に直面している「採用」と「人材定着」です。中島は、スターバックスコーヒージャパンやユニクロでの実績をもとに、経営者としての視点から多角的な解決策を提案します。
連載開始の背景
日本の飲食業界は、依然として多くの企業が人手不足に苦しんでいます。帝国データバンクの最新調査によると、2024年4月時点で非正社員を含む74.8%の飲食店が人手不足を感じており、この数字は全業種中でも最も高い割合です。また正社員でも56.5%が不足感を抱えている状況です。このため、業界全体は「人材クライシス」とも言える危機的な状態にあるといえます。
更に、離職率も問題です。厚生労働省の調査で、2023年の宿泊業・飲食サービス業における離職率は26.8%とのこと。これは、4人に1人以上が1年間で職を離れていることを示しています。この高い離職率は継続的な採用活動やそれに伴うコスト増加、さらにはサービス品質の低下というリスクをもたらし、飲食店経営において大きな圧力となっています。
このような厳しい環境下では、従来の採用手法や労務管理では人材の確保・維持が難しくなっています。企業が生き残り、さらなる成長を果たすためには、求職者が魅力を感じ、従業員がやりがいを持って働ける環境の構築が急務なのです。残念ながら、多くの経営者や管理職は日々の業務に追われ、これらの組織課題に向き合う時間やノウハウがないのが実情です。
新連載のアプローチ
本連載では、スターバックスの理念浸透やユニクロの現場主義といった成功事例を分析し、それらの知見を現代の飲食業界に合わせて発信していきます。中島の姿勢は、机上の空論や短期的なテクニックではない、現場で実際に機能するリアルな事例を届けることです。彼自身が飲食業界を愛する一人の食べ手・飲み手として、持続的な業界の発展に寄与しようとしています。
執筆者からのメッセージ
中島篤は、人事制度や育成に関する苦労を乗り越えつつ、経営者として組織の未来を築く立場にいます。彼は「本当に現場で機能する取り組み」を通じて、実行可能な課題解決や事業成長を促進していくことを目指しています。この連載が、日々奮闘する飲食業界の皆様にとって、貴重な情報源となることを願っています。
連載概要
- - 媒体名: 月刊「飲食店経営」
- - 発行: 株式会社商業界
- - 開始号: 2024年7月号(2024年6月13日発売)
- - 執筆者: 株式会社CAQNAL 代表取締役 中島篤
- - 購読情報: 購入については、詳細な情報を公式サイトから入手できます。
会社概要
株式会社CAQNALは、東京都港区に本社を構え、地方創生や人事コンサルティングを行う企業です。その使命は「人のチカラで『場』を興(おこ)す」で、様々な組織の価値を高めるサポートをしています。詳しい情報や問い合わせは、公式ウェブサイトをご覧ください。