小型軽量で高性能!フォトロンが4Kハイスピードカメラ『FASTCAM Mini R5-4K』を新発売
株式会社フォトロンは、4K解像度(4096×2304画素)で1,250コマ/秒、Full HD解像度(1920×1080画素)で5,280コマ/秒の高速撮影が可能な小型軽量ハイスピードカメラ『FASTCAM Mini R5-4K』を2024年7月11日に発売しました。
近年、民間企業の研究開発部門や大学・官公庁において、高解像度に対応したハイスピードカメラを用いた画像計測システムの需要が高まっています。特に、自動車安全試験では、高解像度に加え、電源バックアップ機能や耐衝撃性、小型軽量化が求められています。
フォトロンは、これらのニーズに応えるべく、従来の『FASTCAM Mini シリーズ』に4K解像度対応モデル『FASTCAM Mini R5-4K』を追加しました。新モデルは、従来の4K解像度対応モデル『FASTCAM Nova R5-4K』と比較して、筐体サイズを約60%、質量を約40%削減し、持ち運びやすくなりました。また、マルチ電源対応により、思わぬアクシデントによる電源ケーブル断線時も、セカンダリー電源に自動的に切り替わり、撮影を継続できます。
『FASTCAM Mini R5-4K』の主な特長
1.
4K解像度で高速・高解像度撮影性能
- 4K解像度で1,250コマ/秒、Full HD解像度で5,280コマ/秒、最高撮影速度は20万コマ/秒の撮影が可能です。
- 従来機種と比較して縦横それぞれ約2.1倍の広範囲撮影が可能になり、複数台のカメラや複数回の撮影が必要だった状況でも、4K解像度であれば1台・1回の計測範囲で撮影できます。
- 撮影したデータを後から拡大しても、画像が荒れることなく高精細に観察でき、解析精度も向上します。
2.
小型軽量で持ち運びやすい
- 片手で持ち運びができる小型軽量ボディは、最大100Gの耐衝撃性能を実現しています。
- 従来の4Kカメラ製品に比べ、筐体サイズを約60%、質量を約40%削減しました。
- 密閉筐体で粉塵などによるカメラ内部への異物侵入を防ぎ、故障リスクを低減します。
3.
高速データ転送とマルチ電源対応
- 4K解像度の撮影データも10GbE(ギガビットイーサネット)でパソコンへ高速転送できます。
- マルチ電源を使用すると、主要電源ケーブル断線時も、セカンダリー電源に自動的に切り替わり、撮影を継続できます。
4.
多彩な機能を搭載
- ランダムリセットトリガーモード:ダブルパルスレーザーとの同期に使用し、PIV計測に役立ちます。
- 可変周波数同期機能:エンジンのクランク角度信号など、周期が不定期な信号との同期撮影が可能です。
- ファン停止機能:微小体の撮影時に役立ちます。
まとめ
『FASTCAM Mini R5-4K』は、小型軽量で高性能なハイスピードカメラです。自動車安全試験など、さまざまな分野で活躍が期待されます。
フォトロンについて
フォトロンは、株式会社IMAGICA GROUPのグループ会社で、民生用および産業用電子応用システムの開発、製造、販売、輸出入を手掛けています。独自技術で最先端の画像処理システムを提供しており、世界中の研究開発機関や企業から高い評価を得ています。
株式会社IMAGICA GROUPについて
株式会社IMAGICA GROUPは、映像の企画から制作、編集、配信・流通まで、グローバルにワンストップでお届けする会社です。「世界の人々に”驚きと感動”を与える映像コミュニケーショングループ」を目指し、さまざまな分野で活躍しています。