kintoneと連携した伝票発行システムで業務効率化を実現した事例を紹介

業務効率化を実現した「伝発名人クラウド」の事例

近年、企業の業務プロセスを自動化し、生産性を向上させることが求められています。特に、手作業が多い業務は効率化の余地が大きく、最新のテクノロジーを活用することで大幅な時間短縮が可能です。今回は、YUIME株式会社が導入した「伝発名人クラウド」と「kintone」の連携による伝票発行業務の改革事例を紹介します。

背景と課題

YUIME株式会社は、2012年に沖縄で人材支援事業をスタートさせました。特に農業分野に特化した支援を行い、全国規模でサービスを提供しています。事業運営においては、受注から請求、派遣人材までのデータを「kintone」に統合して管理してきました。ところが、派遣業務の証書である労働者派遣個別契約書や派遣先通知書の作成に関しては、kintoneと連携していなかったため、EXCELを使って手動で入力する必要があったのです。

この手動入力は、時間がかかるだけでなく、入力ミスも発生しやすく、効率的とは言えませんでした。そこで、YUIMEは「kintone」と連携できる伝票発行システムを探し「伝発名人クラウド」を導入することに決めました。

導入の効果

「伝発名人クラウド」を導入した結果、YUIMEはわずか1週間で業務時間を月75時間も削減できるようになったと言います。導入初月にはトライアルを行い、その使いやすさを実感した中村啓太室長は「シンプルで低コスト、短期間での導入が可能でした」とその成功を語ります。

具体的には、以前は印刷した書面とkintoneの画面を見比べる必要があり、アナログな業務であったものが、PC上で確認できるようになりました。この変化により、チェック業務の負担も軽減され、1件あたり最大30分の削減が実現。このような効率化は、契約数が多い月には、非常に大きな時間の節約に繋がっています。

導入の決め手

「伝発名人クラウド」は、kintoneとのシームレスな連携ができる点が決め手となりました。特に、派遣先通知書の印字内容においては、細かい条件設定が可能で、これまでの手動入力が不要になりました。このように、ユーザックシステムが提供する伝票発行ソフトは、帳票の発行だけでなく、業務そのものの効率化にも寄与しています。

まとめ

YUIME株式会社の事例は、業務効率化に向けたデジタルトランスフォーメーションの重要性を示しています。「伝発名人クラウド」と「kintone」の組み合わせによって、手作業が大幅に軽減され、時間の有効活用が実現しました。今後も、業務を効率化するための新たなソリューションが求められる中、この成功事例が他の企業にも波及し、さらなる生産性向上に繋がることを期待しています。