文部科学省がCraif研究ラボを視察
2026年5月28日、文部科学省 科学技術・学術政策局の人材政策課長・奥篤史氏が名古屋大学内にあるCraif株式会社の研究ラボを視察しました。この視察では、尿がんリスク検査「マイシグナル®」に利用される尿中マイクロRNAのバイオAI解析技術や、独自の研究開発環境が紹介されました。
Craif株式会社(所在地:東京都新宿区、代表取締役:小野瀬 隆一)は、2018年に設立されたバイオAIスタートアップです。特に同社は、がん早期発見に向けた革新的な技術開発を行っており、「NANO IP®︎」という独自の解析技術基盤により、高精度にバイオマーカーを検出することが可能です。この技術を駆使して、尿を用いたがんリスク検査を実現しています。
今回の視察では、視察団は社会実装が進む「マイシグナル®」のシステムや、最先端のバイオAI解析環境を実際に見ることができました。また、大学発のスタートアップが科学技術人材の育成や社会実装に与える影響についての説明もあり、次世代の検査技術開発の重要性を強調しました。
Craif研究ラボのしくみ
Craifの研究ラボは名古屋大学NIC館内に設置されており、50以上の大学病院やがん研究センターとの共同研究を通じて蓄積された約5万検体の尿サンプルを解析するデータ解析拠点として機能しています。この環境では、独自に開発したデジタルクリニカルラボシステムを用いることで、検体管理、測定、データ化の全工程を高度に自動化し、安定的な測定が実現されています。
この取り組みによって、ヒューマンエラーを削減し、生産性や透明性の高いオペレーションを確立することが可能となっています。
「マイシグナル・スキャン」について
「マイシグナル・スキャン」は、尿中のマイクロRNAを解析し、すい臓がんを含む10種のがんリスクをステージ1から評価する検査です。この検査は尿を採取するだけで行え、体への負担が少なく、手軽に受検できる点が大きな特徴です。
注意: 「マイシグナル・スキャン」は医療機器ではありません。統計的な計算によりリスクを判定するため、がんの診断には代わるものではなく、リスクが低いからといってがんが無いとは限りません。
Craifのビジョン
Craifはただがんのリスクを評価するだけでなく、早期発見、早期治療を可能にする次世代の検査技術の開発に注力しています。同社の目指す目標は、バイオテクノロジーとAIの力を活用し、人々が健康で長生きできる社会を実現することです。
【会社概要】
- - 会社名: Craif株式会社(読み:クライフ)
- - 設立: 2018年5月
- - 所在地: 東京都新宿区新小川町8-30 THE PORTAL iidabashi B1F
- - URL: craif.com