日本初の英語オンラインセラピー『My Mental Care』が登場

日本初のオンライン英語セラピー「My Mental Care」の誕生

2025年12月、株式会社すたてらが運営するオンラインカウンセリングサービス『My Mental Care』が英語セラピーを正式にスタートしました。このサービスは、日本在住の外国人やバイリンガルの方々、そして多文化背景を持つ人々がより快適に感情を表現できる場を提供することを目的としています。

My Mental Careとは

『My Mental Care』は、すぐにライセンスを持つセラピストと繋がることができる日本発のオンラインカウンセリングプラットフォームです。2024年4月からは日本語でのサービスを展開しており、この度の英語サービスは、需要の高まりを受けて開発されました。日本に住みながら英語を話すカウンセラーを見つけるのが難しいと感じている方々に寄り添ったサービスとなっています。

なぜ英語セラピーが必要なのか？

日本のメンタルヘルス環境には、いくつかの課題があります。多くの外国人は、日本にいると母国のメンタルヘルスサービスを利用できない状況に直面しています。また、日本文化を理解する英語話者のセラピストは非常に少なく、西洋的なサービスは日本の文化にそぐわないこともあります。さらに、西洋文化と日本の価値観の間で葛藤している人々は、適切なメンタルヘルスサポートを見つけるのが難しいのです。そこで、『My Mental Care』の英語セラピーは、文化の違いを理解し、橋渡しをするために設計されました。

創業者の思い

創業者の小槻みのりは、カリフォルニア州公認のセラピストです。「私たちは単にセラピーを英語に翻訳するのではなく、文化的に配慮したセラピーを提供しています。セラピストを見つけるのはパートナーを選ぶのと同じように難しいと感じていました」と彼女は語ります。彼女自身、日本、カナダ、ハワイ、ロサンゼルスで育った背景を持ち、それが彼女のアプローチに影響を与えています。また、アメリカでセラピストを探した際には、日本文化を知っているセラピストが少なく、説明に時間を取られてしまうことが多かった経験から、文化に寄り添ったセラピーの重要性を感じているとのことです。

My Mental Careの特徴

完全オンライン

『My Mental Care』は、初回問診からセッションまで全てオンラインで行うことができる点が特徴です。これにより、心療内科に行くのが恥ずかしいと感じている方や、子育て中で外出が難しい方、または地域に住んでいてサービスが限られている方々にも利用しやすくなっています。

マッチングシステム

更に、マッチング機能により、クライアントの相談内容や希望条件（性別、言語、価格帯、専門領域など）を基にセラピストを表示します。これは、恋愛におけるマッチングに似たプロセスです。

登録前の閲覧

登録することなくセラピストのプロフィールや写真を閲覧できる設計も、大きな特徴です。「最初の一歩が怖い」と感じる方に向けて、気軽にセラピストを選ぶことができるよう配慮されています。

ローンチイベントの開催

同プラットフォームの英語サービス開始を記念して、東京・原宿にてローンチイベントが行われました。多くのクリエイターやコミュニティメンバーが集まり、メンタルヘルスをより身近に、そしてポジティブに捉えようとする新しい文化の形成を感じることができる場となりました。音楽や対話を通じて、メンタルケアをよりカジュアルなものとして体験してもらうことが目指されており、セラピーを日常生活の一部として受け入れる感覚を広めています。

まとめ

『My Mental Care』の英語プラットフォームは、すでに運用を開始しており、今後も日本およびその関連者に向けて、安全でインクルーシブなメンタルケアの場を提供し続けます。心の健康に関するサポートは、今や日本でのライフスタイルの一部となりつつあり、この新しいサービスがその歩みを推進することを期待しています。