関西外国語大学、志願者数が過去最多に
2025年度の入試において、関西外国語大学・短期大学部(所在:大阪府枚方市)の志願者数が劇的に増加し、ついに2万1248人を記録しました。この数字は、同大学設置以来、初めてのことです。前年度の志願者数である1万6025人と比較すると、なんと32.6%も増加したことになります。これにより、大学と短期大学部を合わせた志願者は合計で2万2700人となり、前年度より29.5%の増加を見せています。
学部学科別の志願者増加状況
特に目を引くのは、新しく設置された英語国際学部アジア共創学科の志願者数が2007人に達したことです。この学科は2024年に設立されたもので、進取の気性に富んだ学びを提供しています。そのほか、国際日本学科も1766人を集め、2023年度の1092人から大きな増加を果たしました。
他の学部においても注目すべき動向があります。外国語学部の英米語学科では6105人の志願者があり、前年度の4836人からの増加が見られました。また、スペイン語学科は2064人(前年度1646人)、英語・デジタルコミュニケーション学科は1711人(1542人)という結果に。さらに、英語国際学部の英語国際学科も3968人(3362人)、英語キャリア学部の英語キャリア学科は1968人(1856人)と、全体として非常に盛況な入試となっています。
特筆すべきは、英語キャリア学科内の小学校教員コースも453人(412人)と、堅調な人気を保っています。国際共生学部国際共生学科は1206人(1278人)となっていますが、多少の減少があります。
志願者数の推移
言及すべき点として、以前からの志願者数の推移を振り返る必要があります。1993年度以降のデータを見ると、志願者数は徐々に変わりゆく社会情勢や学問のトレンドに影響されてきました。特に、近年の国際交流や外国語教育に対する関心の高まりが、今回の大幅な増加に寄与していると考えられます。
このようにして、関西外国語大学は教育の質や多様な学びの環境を整えつつ、学生たちの期待に応えていることが伺えます。これからの入試でも、このトレンドが続くのか、動向に注目が必要です。
まとめ
関西外国語大学の2025年度の志願者数更新は関西地域における語学教育の重要性を再認識させ、学生たちの未来を切り開くワンストップの教育を提供すると同時に、さらなる発展を期待させる結果となりました。今後も同大学の動きが、新たな学びの形を提案していくことを願っています。