最近、木爾チレンによる新作小説『二人一組になってください』が大ヒットを記録しています。この作品は発売から1か月半で5万部を突破し、早速重版も決定しました。「令和のバトルロワイヤル」とも呼ばれ、女子高の卒業式前を舞台にしたデスゲームが展開されます。物語は、友情、スクールカースト、そして無自覚の悪意といったテーマが交錯しており、今年の注目作となっています。また、大人気グループTHE RANPAGEの岩谷翔吾さんや、2024年本屋大賞受賞の宮島未奈さんも本作について絶賛のコメントを寄せています。彼らの推薦文が掲載された新しい帯が、11月20日から書店店頭に並ぶ予定です。
【物語のあらすじ】
小説『二人一組になってください』は、とある女子高の卒業式直前に始まる特別授業から物語がスタートします。担任教師が提示した「いじめ」の存在を巡り、特別なゲームが始まったのです。全27人の生徒が参加するこのゲームでは、余った生徒が左胸のコサージュの仕掛けにより恐ろしい死を迎えるという非情なルールが定められています。登場人物たちは、自分が生き残るべき存在だと信じる一軍、虚実の友情が交錯する二軍、教室の最下層に位置する発言権のない三軍の3つのグループに分かれ、死闘を繰り広げることになります。果たして、誰が生き残り卒業を果たすのか、緊迫感あふれる展開が待ち受けています。
【著者について】
木爾チレンは1987年生まれの京都府出身の作家です。彼女は2009年に短編小説「溶けたらしぼんだ。」で「第9回女による女のためのR-18文学賞」優秀賞を受賞し、2012年にデビュー作『静電気と、未夜子の無意識。』を発表しました。2021年には『みんな蛍を殺したかった』が大ヒットを記録し、以降様々な作品が読者に支持されています。2023年には小説紹介クリエイターのけんご氏と結婚しました。
【書誌情報】
『二人一組になってください』の発売は2024年9月19日で、定価は1,815円(税込)。四六判で刊行されています。興味のある方はぜひ手に取ってみてください。