メドレー、アクシスルートホールディングスの完全子会社化を決定
医療ヘルスケアの未来を作ると掲げる株式会社メドレーが、アクシスルートホールディングス株式会社を完全子会社化することを発表しました。さらに、アクシスルートホールディングスの株主であるアルフレッサ株式会社との業務資本提携契約も締結され、今後の戦略が期待されています。
完全子会社化の目的
メドレーは、医療ヘルスケア領域において、デジタルトランスフォーメーションを推進し、患者と医療従事者双方に納得のいく医療の実現を目指しています。現在、同社は人材プラットフォーム事業やクラウド診療システム「CLINICS(クリニクス)」など、複数の医療プラットフォームを展開しています。
特に、同社の中核子会社であるアクシスは、医療従事者の業務効率化や患者の医療アクセス向上に寄与するサービスを提供中です。アクシスが開発したクラウド型電子薬歴「Medixs(メディクス)」は、市場で高い顧客満足度を誇り、メドレーはこの統合により調剤領域でのサービス価値拡大を図ります。
Medixsの特徴
「Medixs」は2014年からサービスを提供し、全国の調剤薬局で利用されています。医療現場の薬剤師の声を元に開発されたこのシステムは、在宅医療にも対応する機能を備えており、法改正に迅速に適応しています。今後は新製品のリリースも予定され、さらなる機能拡充が見込まれています。
アルフレッサとの業務資本提携
アルフレッサは、2032年度までの中長期事業戦略に基づき、ヘルステックやデータビジネスを新規事業として位置付け、積極的に推進しています。今回の提携により、メドレーとアルフレッサは医療用&健康関連サービスのDX(デジタルトランスフォーメーション)を強化し、患者や医療機関に対して新たなソリューションを提供することを目指します。
アルフレッサは、病院や薬局に医療用医薬品を供給する大手卸売業者であり、これまでにもアクシスとの連携を通じて多くの事業を展開してきました。今後は、薬局向けDXソリューションの開発や病院・診療所向けの連携など、より幅広い業務提携を進める予定です。
実施スケジュール
今後のスケジュールは以下の通りです:
- - 業務資本提携契約締結日:2025年1月23日
- - 株式譲渡契約及び株式交換契約締結日:2025年1月23日
- - 株式譲渡契約効力発生日:2025年1月31日(予定)
- - 株式交換契約効力発生日:2025年4月30日(予定)
この進展は医療ヘルスケア領域におけるサービス価値の向上に寄与するものであり、メドレーは新しいビジョンに向けた大きな一歩を踏み出しました。今後の動向に注目が集まります。