NECの新たなストレージモデル「iStorage V310F」
NECは、企業や自治体向けのストレージ製品「iStorage Vシリーズ」において、最新モデル「iStorage V310F」を発表し、販売を開始しました。この新モデルは、データ処理性能の向上に加え、セキュリティ機能を強化し、効率的な業務運営を支援するアイデアが詰まっています。デジタルシフトが進む現在、企業は新たなビジネス価値の創出に挑戦していますが、それを支えるためのITインフラは欠かせません。
データ圧縮専用ハードウェアで業務効率化
「iStorage V310F」は、高性能化と高機能化を実現するために、データ圧縮専用のハードウェアを新たに搭載しました。これにより、現在の「iStorage V310」に比べて、データ重複排除や圧縮によるデータ削減量を約2倍に強化することができました。また、専用ハードウェアがCPUの負荷を軽減することで、装置の性能(IOPS)も約1.5倍向上しています。さらに、大容量データに対応するため、64Gbps FCインターフェースや、30TB/60TBのNVMe SSDを新たに選択肢として追加しました。これにより、企業はより高い効率で大容量データの処理が可能となります。
投資コストの効率化を図るためには、RAID構成時に選択できる「Advanced Dynamic Provisioning」を活用し、初期構築後もドライブ単位で容量のアップが可能です。これにより、無駄なコストを抑えた柔軟な運用が実現します。
セキュリティ強化でビジネス継続支援
さらに、「iStorage V310F」はセキュリティ機能を強化し、運用中のダウンタイムを最小化することに注力しています。データのバックアップを担う「Snapshot」機能では、ランサムウェアや悪意のある第三者の攻撃からデータを守るための新機能「Secure Snap」が搭載されています。これにより、データの更新や削除を防止する設定が可能となり、攻撃前のデータを復元することができます。これが実現することで、企業はIT環境の可用性を確保し、安心してデータを活用できる環境を提供します。
NECのDX支援の全体像
NECは、デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進を支持するため、ビジネスモデル、テクノロジー、組織・人材の3つの軸で横断的にサービスを展開しています。「BluStellar」という価値創造モデルを通じて、実績に裏打ちされた知見や最先端テクノロジーを活かし、企業のビジネスモデル変革を支援しています。このように、NECは単なるストレージ提供企業から、価値を生み出すパートナーへと進化を遂げているのです。
新たな「iStorage V310F」は、企業や自治体のDX推進を支えるための強力なツールとして、その価値を発揮することでしょう。ここから、企業は新たなビジネス価値を見つけ出し、効率的な運用管理を実現することが期待されています。
お問い合わせ先
NECファーストコンタクトセンター
TEL:0120-5800-72
受付時間:月曜日~金曜日(祝日、弊社休日を除く)9:00~12:00 / 13:00~17:00
詳しくは、
NECの公式ウェブサイトをご覧ください。