日本とケニアのクリエイティビティが交差するSHIFT80 Design Prize 2024

SHIFT80 Design Prize 2024: サステイナブルファッションの未来を創る

株式会社こたつが運営するエシカル・クリエイティブ・コレクティブ「SHIFT80」は、ケニアの若手デザイナーを対象としたデザインコンペ「SHIFT80 Design Prize 2024」を開催します。本コンペは、サステイナブルファッションをテーマとしており、ケニアの独自の才能を発掘し、日本とのコラボレーションを通じて世界に広めようという目的があります。

サステイナブルな未来への第一歩

SHIFT80 Design Prize 2024は、ケニアのクリエイティビティを引き出す場になっています。持続可能な素材やアップサイクル技術を生かしたデザインが求められ、応募者たちは環境や社会への配慮を反映した作品を提出しました。最優秀賞には50,000ケニアシリングの賞金が与えられ、受賞したデザイナーにはSHIFT80とのコラボレーションの機会が提供されます。

クリエイティビティの融合

SHIFT80の最大の魅力は、日本とケニアのクリエイティビティの融合にあります。小さなデザイナーからの新しい発想と日本の洗練された美学が見事に組み合わさり、持続可能なファッションの新しい姿が生まれています。SHIFT80の共同CEO、坂田ミギー氏は、「異なる文化が交わることで、新たなシナジーが生まれる」と強調しています。この取り組みは、ファッションだけでなく、教育支援や地域経済の活性化にも貢献しています。

ナイロビでの海外初ポップアップショップ

さらに、SHIFT80は2024年12月にナイロビでのクリスマスフェスティバルに参加し、初の海外ポップアップストアを出店する予定です。この場所では、ケニアの古着と日本の「着物」を組み合わせたアップサイクルアイテムや、ケニアの紅茶くずを用いたデニムを販売します。来場者は、直接SHIFT80の取り組みに触れることができ、ケニアと日本の文化がどのように融合しているのかを体験できます。

社会課題に挑むSHIFT80

SHIFT80は、単なるファッションブランドではありません。ブランドは、「余剰利益の80%を社会にシェアする」という理念を掲げ、ケニアの貧困層の支援や、古着のアップサイクルを通じて新たな価値を創出することに取り組んでいます。また、ナイロビのキベラスラム出身の若者をモデルとして起用することで、地域のロールモデルとなることを目指しています。

SHIFT80 Design Prizeは、若手デザイナーに自らの創造性を世界に発信する機会を与え、持続可能なファッションの可能性を広げていく重要な試みです。2024年12月には、最終審査会と授賞式がナイロビで開催され、ケニアの才能あふれるデザイナーたちが注目されることでしょう。