つくば市が誇る秋の味覚、収穫祭の魅力
茨城県つくば市で行われる秋の収穫祭は、毎年多くの人々が楽しみにしているイベントです。2025年10月11日(土)、地元の生活協同組合パルシステム茨城 栃木とJAつくば市谷田部が共同で開催するこの催しは、地域の農産物を通じて生産者と消費者をつなぐ貴重な機会となります。
秋の収穫体験
開催されるのはJAつくば市谷田部の営農センターで、参加者はサツマイモと原木シイタケの収穫を体験します。サツマイモは化学肥料や農薬を極力使用せずに育てられており、土壌も健康そのもの。参加者は自分の手で掘り起こした新鮮なサツマイモを収穫することができます。この感触が子どもたちにとっても新しい学びとなり、農業への興味を掻き立てることでしょう。
また、原木シイタケは1年半という長い期間をかけて育てられ、肉厚で歯ごたえのあるところが特徴です。シイタケを摘む体験は、大人から子どもまで楽しめるアクティビティとして好評です。収穫したシイタケはその場で調理され、参加者に振る舞われます。
地元の味を楽しむ
収穫体験の後は、生産者と一緒に「きのこのごった煮」など地元の食材を使った料理を味わいます。特に、「にじのきらめき」という新米と共に旬の味覚を堪能できるのも、このイベントの大きな魅力です。地産地消の大切さを学ぶとともに、参加者同士の交流も深まります。
30年の伝統
この秋の収穫祭は、1995年から続く30年の歴史を誇ります。生産者との交流を通じて、より身近な産地に興味を持ち、食や農業に対する理解を深める活動として地域でも広く親しまれています。特に、食料自給と持続可能な農業の重要性を訴えるため、都市と農村の交流を促す「食と緑の交流事業推進協議会」が設立され、農業体験活動も充実しています。
この収穫祭を通じて、地域の資源を活用した持続可能な農業のモデルが形成され、次世代に受け継がれていくことが期待されます。
参加方法と詳細
2025年の収穫祭は、10月11日(土)午前9時30分から午後2時まで開催されます。小雨決行の予定で、例年26組、74人ほどの参加が見込まれています。収穫体験の参加費用は無料で、家族連れでも楽しめる内容となっています。参加を希望される方は、早めに申し込みを行い、思い出に残る秋の一日を楽しんでください。
このイベントは、地域に根ざした農業と食の大切さを伝える良い機会です。生産者の方々と直接交流し、新鮮な農産物の素晴らしさを実感してみてはいかがでしょうか?