音楽批評の復活
2026-02-26 16:20:10

音楽批評の復活、みのが巻き起こす新たな音楽ジャーナリズムの潮流

音楽批評の復活、みのが巻き起こす新たな音楽ジャーナリズムの潮流



近年、音楽の聴き方や楽しみ方が大きく変わり、多くの楽曲がストリーミングによって瞬時に消費されています。しかし、この新たな音楽シーンにおいて、音楽ジャーナリズムが果たすべき役割とは何なのでしょうか。音楽ジャーナリスト「みの」が提示した一石は、こうした問いを再定義し、批評の重要性について考えさせるきっかけとなっています。

背景:音楽ジャーナリズムにおける危機感の高まり



みのが注目を集めるきっかけとなったのは、サカナクションのボーカル山口一郎氏が配信で発信した「現代の音楽シーンにおける批評とジャーナリズムの不在」という問題提起です。この発言が、音楽業界における「構造的な不都合」についての議論を加速させました。

みのは、自身のYouTubeチャンネルにおいて、音楽批評が持つ深い意義を再考し、現代の音楽シーンが抱えるいくつかの課題を指摘しています。

1. 「アンチ」と「批評」の混同:音楽の質についての意見交換が人格攻撃やアンチ活動とみなされやすく、健全な批判が受け入れられにくい状況があります。
2. 経済的制約:音楽ライターは制限された予算の中で働くことが多く、忖度なしに厳しい意見を書くのが難しいのです。
3. 「優しい批評」への自省:みの自身も、信頼獲得のためにネガティブな発言を避ける傾向があり、批評の質の低下に寄与していたのではと自省しています。

現象の核心:アルゴリズムを超えた「言葉」の力



みのの批評スタイルは、単なる感想に留まらず、音楽の構造や時代性を掘り下げることで新たな議論を呼び起こしています。その具体例として、Mrs. GREEN APPLEの楽曲「ライラック」の批評や、サカナクションの「怪獣」が挙げられます。これらの動画は、SNS上で多くの反響を集め、各世代からの賛否を引き起こしました。

  • - Mrs. GREEN APPLE「ライラック」では、音楽の過剰な情報量がSNS時代にどのように適合しているのかを分析。短時間の中に詰まった壮大な展開の背後に隠されたメッセージに迫ります。
  • - サカナクション「怪獣」の批評では、知性派バンドとして知られる彼らの楽曲に対して、あえて批判的な視点を提供し、山口氏の提言に応えつつリスクを取らない現状に一石を投じました。

音楽ジャーナリスト・みのの意義



みのは、自身の活動を「完成された評価の押し付け」ではなく、あくまで視聴者との対話を大切にした「思考のプロセスを共有する場」と位置づけています。彼の考えには、今の時代に必要な批評の姿が見え隠れしています。

「音楽界のプロモーションと批評が同じ経済圏にある以上、ライターは厳しい意見を書くのが難しくなります。また、誹謗中傷のリスクも伴うため、クリエイティブな表現を語る場では優しい言葉が流通しやすい現実があります。しかし、私はこの状況に対して自分なりに一石を投じたいという思いで活動しているのです。」

2026年、批評が求められる理由



AIによる音楽のリコメンドが一般的になった今、私たちは数字で表せない「主観的な熱量」を感じたいと思うようになっています。専門的な知見から生まれる生の言葉が、音楽文化を豊かにし、次世代のクリエイティブを育む可能性があることが改めて求められているのです。みのが独自の視点を持ち、リスクを恐れずに健全な意見を交わせる場を作る努力は、次なるカルチャーを生み出す第一歩となるでしょう。

みのについて



音楽ジャーナリスト・クリエイターであり、1990年シアトルに生まれました。YouTubeチャンネル「みのミュージック」で音楽の構造や文化を広く発信し、53万人以上の登録者を誇ります。メディア出演や多様なプロジェクトにも携わり、音楽業界において著名な存在となっています。

UUUMについて



UUUMは、国内最大級のクリエイティブ・エージェンシーであり、様々なジャンルのYouTubeチャンネルを支援しています。音楽に限らず多角的な展開を行なっており、クリエイターたちの活動をサポートしています。


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会社情報

会社名
UUUM株式会社
住所
東京都港区赤坂9丁目7番1号ミッドタウン・タワー 28F
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