国内初のセキュリティファンド
2024-07-30 17:27:40

国内初、サイバーセキュリティファンドが誕生し企業価値向上を目指す

日本初のサイバーセキュリティファンド、ついに始動



2023年10月、株式会社ピーエスシーが発表したのは、日本で初めてのサイバーセキュリティ専業ファンド「日本サイバーセキュリティファンド1号投資事業有限責任組合」への出資です。本ファンドは、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)の進展や増大するサイバー攻撃への対策を目的に設立されました。政府も軽視できないサイバーセキュリティの重要性を認識し、企業各体が連携して対応にあたる必要があります。

日本サイバーセキュリティファンドの目的



このファンドの主な目的は、国内の企業をサイバー攻撃から守りながら、参画企業の企業価値を向上させることです。そのため、セキュリティ企業同士が市場の動向や新たな企業の潜在力を調査し、効果的な投資判断を行う仕組みを持っています。日本国内におけるサイバー脅威は日々増加しており、攻撃の手法もますます巧妙になっています。そのため、企業はこれまで以上に迅速かつ柔軟な対策を講じる必要があります。

セキュリティ企業の連携



このファンドには、既に13社のセキュリティ企業がLimited Partnership (L.P.)として参画しています。各社は単に資金を出資するだけでなく、投資先の選定から経営アドバイス、販売ルートの提供、マーケティングの支援、さらには上場(IPO)支援なども行い、投資先の成長を後押しします。こうした連携は、日本のサイバーセキュリティ業界全体にプラスの影響をもたらすでしょう。

今後の展開



ファンドは、参加企業の経営者を定期的に集めて情報交換を行います。これにより、戦略や投資先の検討を進め、企業の成長を支援する活動が行われます。アドバイザリーボードが設けられ、さらなる投資先を選定するための効果的な会議体験が提供される予定です。このような取り組みを通じて、参画企業と投資先が協力して製品やサービスの向上を図ります。

また、2024年秋には金融機関などの機関投資家にも参加を呼びかける予定です。これにより、さらなる資金調達が期待され、ファンドの規模も拡大する見込みです。

業界の期待



ピーエスシーの代表取締役、鈴木正之氏は「サイバー攻撃の巧妙化が進む中、我々の業界には圧倒的にセキュリティ人材が不足していることを実感している。この課題を解決するためには業界全体の連携が不可欠であり、今回のファンドはその理念を体現するものだ」と語ります。企業を守るためには、セキュリティ企業が協力し、力を合わせることが必要です。

日本全国の企業がサイバー攻撃から守られる未来を目指し、セキュリティファンドの活動から目が離せません。今後の展開が非常に楽しみです。


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会社情報

会社名
株式会社ピーエスシー
住所
東京都港区浜松町2-4-1世界貿易センタービル南館25階
電話番号
03-3435-1044

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