ジールが前田道路のデータ統合基盤構築を支援
株式会社ジール(以下、「ジール」)は、デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進において重要な役割を果たしています。最近、前田道路株式会社(以下「前田道路」)のデータ統合および分析基盤の構築に伴走する形で支援を行いました。この取り組みは、同社の迅速で正確な経営判断を後押しし、業務の効率化を図るものです。
前田道路の背景と課題
前田道路は、2025年に創業100周年を迎える老舗企業であり、「ともに、未来につづく道を」を企業理念に掲げ、全国規模で道路工事や舗装材の製造・販売を行っています。従業員を大切にし、働き方改革やITツールの積極的な導入を進めています。
しかし、オンプレミスで運用していた工事、合材、会計の基幹システムは、データのアクセス性や分析において課題が残っていました。2022年からクラウド化に着手し、2024年10月からは新たなシステムの本番運用予定です。
統合基盤の構築
ジールは、このクラウドシフトにおいて重要なデータ活用をサポート。クラウド型データウェアハウス「Snowflake」を活用し、既存の工事、合材、会計データを統合しました。また、国産BIツール「MotionBoard」を導入することで、社員が容易にデータにアクセスし、分析ができる環境を整えました。
ジールはこれまで30年以上にわたりBIツールの実績を持ち、基幹システムの選定から運用までの過程を伴走し、前田道路から高く評価されています。
導入効果と今後の展望
このデータ基盤の構築により、前田道路は経営情報の参照や受注案件の分析が迅速に行えるようになりました。また、完全週休2日制の導入に向けた労務管理の効率化も実現しています。特に工事システムでは、各支店や工事単位での受注状況の可視化が進み、合材システムでも日次での出荷実績の表示が可能となり、意思決定のスピードが大幅に向上しました。
休日出勤のレポート作成も即時確認できるようになり、従業員の働き方に対する意識改革にも寄与しています。今後、前田道路は、既存データのさらなる活用やRPA導入を検討し、データを活用した経営や業務改革を加速させる方針です。
まとめ
ジールは、今後もデータ活用の領域における知見を活かして、企業のDX実現を支援するパートナーとして、顧客の企業価値向上に寄与することを目指しています。すべての人々がデータを活用できる社会の実現を目指して、さらなる取り組みを続けていきます。
詳しい導入事例は、
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