2025年版EDINETタクソノミ公開!金融機関の開示情報が進化
金融庁は2025年版EDINETタクソノミを公開しました。これは、金融機関が提出する有価証券報告書などの書類作成に用いられるXBRLのタグ付けルールを定めたもので、2024年版から大幅な更新が行われています。
今回の更新では、2023年の金融商品取引法等改正、内閣府令改正、連結財務諸表規則改正、別記事業に係る会計規則改正など、最新の法令や会計基準への対応が盛り込まれています。
具体的には、以下の項目が更新されました。
DEIタクソノミ:多様性、公平性、包摂性(DEI)に関する開示項目の追加
財務諸表本表タクソノミ:最新の会計基準に基づく勘定科目の追加や変更
国際会計基準タクソノミ:国際会計基準の改訂に対応した項目の更新
開示府令タクソノミ:開示に関する法令改正に対応した項目の更新
臨時報告書タクソノミ:臨時報告書に関する項目の更新
特定有価証券開示府令タクソノミ:特定有価証券に関する開示項目の更新
これらの更新により、金融機関はより詳細かつ正確な情報を投資家に提供することが可能になります。また、投資家にとっても、開示情報へのアクセス性が向上し、投資判断を行うための情報収集がより容易になります。
2025年版EDINETタクソノミは、2025年3月31日以後に終了する事業年度又は特定期間に係る書類から適用されます。金融機関は、最新のタクソノミを理解し、適切に運用していくことが求められます。