社会起業塾イニシアティブ2024年度採択メンバーが発表
NPO法人ETIC.(エティック)が運営する「社会起業塾イニシアティブ」は、2024年度の採択メンバー8団体を発表しました。このプログラムは、社会課題解決を目指す起業家を支援することを目的に、2002年から続いています。今回は、選考プロセスを経て選ばれた多様な背景を持つ8名の起業家たちが名を連ねています。
多様な社会課題に挑む起業家たち
2024年度に採択された起業家たちは、貧困や差別、地域の居場所作り、海洋ごみ問題への取り組みなど、さまざまな社会課題に挑みます。プログラムに参加するのは、事業を本格的に進める人から、既に事業を開始しているが戦略を再考中の人まで、多岐にわたります。
たとえば、北橋玲実氏が手がけるAI音楽メンタルケアアプリ「soundefine」は、心理分析に基づいた個々に最適な音楽を提案することで、ストレスや不安解消を目指しています。また、武田勇氏の「オヤシルインタビュー」は、家族が老後の備えを話すきっかけ作りを支援します。
このプログラムでは、参加者が約半年間で事業計画をブラッシュアップし、実践を通じて学びを深める機会が提供されます。どのように社会課題に向き合うのか、一人一人の思いを具現化するプロセスが重要視されています。
社会起業塾の意義
社会起業塾イニシアティブは、創業期の社会起業家に特化した起業家育成プログラムで、これまで156名以上の社会起業家を輩出しています。このプログラムでは、課題の本質に迫り、持続可能なビジネスモデルの構築を目指しています。特に、ミッションを重視し、志を持った経営者としての在り方を育むことが求められます。
また、社会起業家同士のネットワークづくりや、企業との協働も重要な要素です。様々なパートナー企業や協力団体とともに、社会課題解決に向けたエコシステムの成長を図ります。
2024年度プログラムのスケジュール
今年度のプログラムは、9月と10月にキックオフセッションを開始し、冬に実践期間を経て、3月にはファイナルセッションを迎えます。この期間中、参加者はメンターによる指導を受けながら、自身の課題に取り組むことになります。特に、キックオフ合宿では、事業計画プレゼンテーションが行われ、一歩進んだ起業家たちが集まります。
笑顔で社会課題を解決する未来へ
社会起業塾イニシアティブの今後の動きに注目が集まります。選ばれた起業家たちの挑戦が、どのように社会を変えていくのか、そして彼ら自身の成長がどのように実を結ぶのか。社会起業家たちの取り組みは、ますます重要な役割を果たすことでしょう。これからのプログラムにも、ぜひ関心を持ってご注目下さい。
スケジュールについては、社会起業塾の公式サイトをご覧ください。