タキロンシーアイ株式会社が新たな研究機関「三田総合研究所」を兵庫県三田市に設立することを発表しました。11月27日には同社の代表取締役社長、福田祐士氏が出席した起工式が行われ、新たな技術開発拠点の誕生に向けた一歩を踏み出しました。この新しい研究所は、2026年4月に操業開始を予定しており、様々な分野の研究開発が加速される見込みです。
研究所設立の背景
タキロンシーアイは、現在、滋賀県湖南市、兵庫県たつの市、岡山県新見市の各工場に分散している研究・開発機能を一箇所に集めることで、社内の機能間の連携を強化し、シナジー効果を生み出す狙いがあります。三田総合研究所では、今後の成長が期待されるモビリティ、ヘルスケア・メディカル、半導体および通信技術の分野における最新技術の開発に力を入れます。
新技術創出の加速
この新研究所の設立は、同社の中期経営計画「Go Beyond 2026 革新」の一環として位置づけられています。特に「新製品・新技術の創出」にフォーカスし、これによりタキロンシーアイは持続可能な社会の実現に向けた取り組みを一層加速させていくことが期待されています。
研究所の概要
三田総合研究所の所在地は兵庫県三田市テクノパーク8-1で、延床面積は9,093㎡です。着工は2024年12月2日、そして2026年4月には竣工を迎える予定です。この施設は、最新の研究環境を整備し、研究者が自由な発想で革新的な技術を生み出せる場所として機能することを目指しています。
タキロンシーアイの使命
タキロンシーアイは「人と地球にやさしい未来を創造する」という使命のもと、研究開発を通じた付加価値の向上を追求しており、今後も新事業領域の開拓に取り組んでいく方針を明言しています。起工式では、福田社長が鋤入れを行い、新しい挑戦に向けた意気込みを表現しました。
新たな「三田総合研究所」の設立は、タキロンシーアイにとって大きなステップであり、今後の技術革新に伴う成果が期待されます。研究者たちの活躍によって、新製品や新技術が生み出され、多くの人々に貢献できることを願っています。