病院選びの実態
2019-03-18 12:00:23
病院選びの難しさと医療への不安を感じる人々の実態
病院選びの難しさと医療への不安を感じる人々の実態
最近、メディケア生命による調査が発表され、全国で病院や医者選びに関する意識や経験に関する興味深い結果が浮かび上がりました。この調査は、1,000人の20歳から59歳の男女を対象に行われたものです。仮に、自分が病院や医者を選ぶ場面を思い浮かべてみれば、多くの人々が「どこに行けば良いのか」と悩む瞬間があるのではないでしょうか。
誰もが感じる病院選びの難しさ
調査結果によれば、全体の約半数(49.2%)が「病院選び・医者選びは難しい」と感じていることが明らかになりました。また、病院や医者について「不快な思いをしたことがある」と答えた人は、驚くことに63.5%にも達しました。この不快な経験は、医師やスタッフの不親切な態度や長い待ち時間、さらには適切な説明を受けられなかったことなど、多岐にわたる要因によるものです。
特に、医療サービスに対しての不安感も高く、治療費がどの程度必要になるかや、老後の医療費についての不安を抱える人が多く見られました。50代の女性では、約45.6%が老後の医療費に対して不安を感じているとのことです。
かかりつけ病院の存在とその選び方
興味深いのは、調査対象者の約66.5%が「かかりつけ病院がある」と回答している点です。特に、北海道や東北地方においてはその割合が72.4%にも上ります。一方で、病院選びの情報源としては「病院のホームページ」を最もよく利用しているという結果が出ており、55.8%がこれを選んでいます。
この傾向からは、インターネットを駆使して情報収集を行い、その結果をもとに病院を選ぶ人が増えたことが伺えます。これまで主流だった家族や知人の評判を参考にする人は少なくなっているようです。
理想の医師についての希望
医師に対する期待も調査で明らかになっています。「説明がしっかりしている医師」を希望する人が72.2%に上り、次いで「話しやすい」医師が64.7%という結果でした。
これは、患者が安心して医療を受けるためには、良好なコミュニケーションが不可欠であることを示しています。診察をしてもらう場合、「長年の経験を積んだ医師」を望む人が86%である一方、「AI医師」を希望する人はわずか14%と、依然として人間の医師に対する信頼が高いことがわかります。
病院での待ち時間の改善
受診の際のストレス要因として、待ち時間が大きな問題となっていることも分かりました。調査では、待ち時間対策として「インターネット予約システム」や「待っている時間がわかるサービス」に高い関心が寄せられており、特に20代では待合室での体験を快適にしたいというニーズが強いことが伺えます。
また、ほとんどの人が「無料のドリンクサービス」や「読み物」を望んでいることも、新しいアイデアとして注目されるポイントです。
医療ドラマが与える影響
興味深い点として、医療に対するイメージがメディアにも影響されていることがあります。「面白かった医療ドラマ」として、多くの人が『白い巨塔』を挙げており、視聴者の心に深い印象を残しています。特にコメディーの要素が強い『ナースのお仕事シリーズ』なども人気が高いようです。
まとめ
この調査を通じて、病院選びや医者選びに対するさまざまな意識が明らかになりました。多くの人々が医療への不安や期待を抱えつつ、情報収集や病院選びに取り組んでいることが示されています。未来の医療において、より患者に寄り添ったサービスが求められることは間違いないでしょう。
会社情報
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メディケア生命保険株式会社
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