茨城・つくばに巨大ロボット地上絵出現！未来型ショールームで環境問題を考える

茨城県つくば市に巨大ロボット地上絵出現！環境問題を考える未来型ショールーム

茨城県つくば市に、上空から見ると巨大なロボットの地上絵のように見える革新的なショールーム『未来庭苑つくば』がオープンしました。これは、ドリームガーデン株式会社が建設したもので、単なるショールームの枠を超えた、環境問題への意識を高め、未来のあり方を考えるための体験型施設となっています。

空から見た驚愕の光景

ショールームは、世界的なサイエンスシティとして知られる筑波研究学園都市に建設されました。その理由として、同社のミッションと筑波研究学園都市の高い研究・教育レベルが合致すること、そしてつくば市が日本一の芝生生産地であることが挙げられます。

上空から見ると、まるで巨大なロボットが芝生を刈っているかのような地上絵が出現。これは、ショールームの存在とミッションを世界に発信するための工夫です。ロボットの頭部には、1日数回雨が降り、雨上がりに雲が水面に映る「水の砂漠」というアート作品が設置され、ウユニ塩湖のような幻想的な風景を創り出します。

ドライブスルー形式で楽しく学ぶ

『未来庭苑つくば』最大の特徴は、来店予約不要のドライブスルー形式であることです。来場者は車に乗りながら、設置されたボードを通して施設の説明や環境問題に関するメッセージなどを学ぶことができます。分かりやすい説明と、WEB解説へのリンクで、より深く理解を深めることが可能です。

ロボット芝刈機の驚異的な能力

ドライブスルーを進めると、美しいプールが現れます。このプールは、災害時の生活用水としても活用できるよう、1年中35トンもの濾過された水が貯められています。プールの周囲には手入れの行き届いた芝生が広がり、その中で活躍するのが、最大傾斜35度の斜面も登る、まるでウミガメのようなロボット芝刈機です。旭山動物園の行動展示から着想を得たこのロボット芝刈機の動きは、来場者に驚きと感動を与えます。

未来を守る4つのミッション

『未来庭苑つくば』は、以下の4つのミッションを掲げています。

1. ロボット芝刈機による低労力での緑化推進: 人手不足や猛暑を背景に、人工芝やコンクリートが増える中、天然芝の維持管理を容易にすることで、地球温暖化対策に貢献します。
2. マジラインプールによるリゾート空間の提供と防災対策: 家庭にプールのあるリゾート空間を提供し、災害時の生活用水確保に役立つことを目指します。
3. 透水性舗装「ドライテック」の普及による洪水防止: 透水性の高いコンクリート舗装「ドライテック」を広めることで、河川への流入量を減らし、洪水リスクを軽減します。
4. 地域企業との連携による未来への取り組み: 『未来庭苑つくば』の理念に賛同する企業とのパートナーシップを構築し、持続可能な社会の実現を目指します。

地球の未来を守るための取り組み

『未来庭苑つくば』は、子供から大人まで、地域住民や環境問題に関心のある企業など、多くの人々が訪れ、未来への取り組みについて考えるきっかけとなる場所を目指しています。ドライブスルー形式という新しいスタイルで、環境問題への関心を高め、楽しく学べる施設となっています。

ドリームガーデン株式会社について

ドリームガーデン株式会社は、昭和44年に「田村造園」として創業し、2011年2月に社名変更。LIXILのエクステリア施工コンクールで4年連続金賞を受賞するなど、高い技術力を誇ります。今後はつくばを拠点に、豊かな緑地と最新の技術を融合したサービスを提供していく予定です。同社はグランピングリゾート「CocoHawaii」も運営しています。