展覧会「今村遼佑×光島貴之 感覚をめぐるリサーチ・プロジェクト 〈感覚の点P〉展」
東京都渋谷公園通りギャラリーで、2025年2月15日から5月11日まで開催される「今村遼佑×光島貴之感覚をめぐるリサーチ・プロジェクト 〈感覚の点P〉展」が、多彩な関連イベントを伴って行われることが決定しました。この展覧会は、視覚、聴覚、触覚などの多様な感覚に触れることで、新たな視点や理解を促すことを目的としています。
イベント情報
展覧会のオープニングを飾るアーティスト・トークでは、今村遼佑と光島貴之が直接対話を行います。展示室を歩きながら、自身の芸術や感覚に関するリサーチについて語ります。具体的な開催日は2025年2月15日(土)15:00からで、手話通訳もついていますので、誰でも参加しやすい環境が整っています。
翌日、16日(日)には、《プリペアド・トイピアノ》演奏会が予定されています。このイベントでは、作曲家の野村誠が即興で演奏し、鑑賞者は3つの展示室を楽しみながら、リアルタイムで行われる演奏を聴くことができます。演奏の後には出演者と出展作家によるアフター・トークも行われ、深い対話を通して作品の理解を深める機会になります。
新たな体験の提供
さらに、これらのイベントに加えて、特別なインターフェース《タッチ・ザ・サウンド・ピクニック》の体験も実施されます。この装置はマイクで集めた音を振動に変換するもので、参加者は振動を通じて新しい鑑賞方法を体験できます。特別なイントロダクションも行われ、専門家からの解説が得られるので、技術的な側面だけでなく、芸術との接点が提供されます。
また、全盲のベースギター奏者・加藤秀幸を迎えとしたワークショップ《触覚のテーブル》も注目のプログラムです。触覚に特化した感覚が体験できる多様な素材を使ったコラージュが行われ、創造的なワークショップが開催されます。ワークショップ後には、加藤秀幸によるトークや映画『ナイトクルージング』の上映も予定されています。
スポーツ体験を通じた理解
本展にはバリアフリースポーツとしてスルーネットピンポン体験会も企画されています。誰もが参加できるこのスポーツを通じて、共に楽しむことの意義や、感覚を共有することの重要性が強調されます。
鑑賞方法の/体験会
加えて、鑑賞会「みると話(わ)」では、美術作品を囲んでの対話を通じて、共感的な交流が促されます。このような交流によって、アートの理解が深まるだけでなく、参加者同士の距離感も縮まります。
そして、オンラインでの共感覚のレクチャー×トークも予定されており、関西学院大学の長田典子教授が登壇します。現代のアートがどのように多様な感覚と結びついているのかを考える貴重な機会です。
参加料は無料
すべてのイベントは無料で参加でき、事前申込が必要なものや当日参加可能なものも含まれています。多様な感覚に基づいた新しい視点を探求する貴重な機会をぜひお見逃しなく!
詳細は公式サイトをご覧ください。展覧会は月曜日休館ですが、特別開館日も設けられていますので、訪れる際は事前に日程をご確認ください。