「FireAlpaca SE 3.0」の待望のリリース
イラスト制作ソフト「FireAlpaca SE」が、新たなバージョン「FireAlpaca SE 3.0」の開発を発表しました。リリースは2025年春を予定しており、クリエイターやアーティストにとって注目の進化が盛りだくさんです。
進化のポイント
1. 新ブラシエンジンの搭載
新しいブラシエディタを導入したことで、表現力と柔軟性が格段に向上しました。特に、次の機能が注目されます。
- - トリプルブラシ:3つのストロークを同時に合成することが可能です。
- - クリッピング・マスク合成:ストローク同士の画面重なりの調整が可能になりました。
- - ブラシ先端の柔軟な表現:円状やビットマップ素材、SVGパスを組み合わせて使うことができます。
- - 点描機能:既存の描画部分に重ならない形で点描が行えます。
- - 強化された水彩パラメータ:よりリアルな水彩表現を実現しました。
2. マルチスレッド処理の強化
新バージョンでは、CPUとGPUの処理能力を最大限に利用する設計が取り入れられています。マシン性能を効率よく引き出す「メニーコア処理」により、描画スピードも向上しました。
3. 新フィルタシステム「MFG」
新たに開発されたフィルタ記述言語「MFG」は、GPU性能を活用した画期的なシステムを実現します。ユーザーが開発したフィルタを追加することも可能で、2025年夏にはオープンソースとして公開予定です。
4. 新ファイルフォーマット
現代のクリエイティブワークに即した設計が施された新フォーマットでは、耐障害性や高速な差分保存が実現されています。多スレッドにも対応しており、使い勝手の向上が期待されます。
5. 16bitチャンネル対応
これまでの256段階から65536段階へと拡張されたチャンネルの値により、より繊細な色表現が可能になりました。また、RGBガンマ合成にも対応し、自然な階調表現が可能です。
どこで買える?
これまでSteamでの専売形式であった「FireAlpaca SE」ですが、進化版の「FireAlpaca SE 3.0」は他のECプラットフォームでも購入可能になる予定です。これにより、さらに多くのユーザーが利用できるようになります。
現行利用者への配慮
今ご利用中の「FireAlpaca SE」は、「FireAlpaca SE 3.0」のリリース時に無償で自動更新されるため、現行のユーザーにとっても安心です。
ティーザーサイトも公開中
公式ティーザーサイトでは、イラストレーターrefeia氏の監修のもと、競合製品との比較が掲載されています。興味のある方はぜひ訪れてみてください。
ティーザーサイトはこちら
会社概要
「FireAlpaca」や「FireAlpaca SE」を開発・提供する株式会社ピージーエヌは、インターネットと画像処理技術を駆使してクリエイターの活動をサポートしています。教育現場でも使用されるなど、幅広い層に支持されているフリーペイントソフトです。
公式サイトやプレスリリースに関する詳細は下記リンクよりご覧いただけます。