婚活事情を大調査!~独身男女3人に1人が婚活中!費用や時間、成功への秘訣とは?~
婚活白書2008:独身男女3人に1人が婚活中!
2008年、世界最大級の恋愛・結婚マッチングサイトであるmatch.comが行った調査によると、25歳~39歳の独身男女の3人に1人が「婚活中」または「婚活予定」であることが明らかになりました。この調査は、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県在住の200名を対象に実施されました。
婚活費用と時間:女性は節約志向、短期間集中型が主流
気になる婚活にかける費用は、男性の平均が3万円以上である一方、女性は1万円未満と、男性の3分の1以下でした。女性は費用を抑えつつ効率的に婚活を進める傾向があるようです。また、男女ともに婚活期間は1年以内と、短期集中型の婚活が主流であることも判明しました。
婚活の成功ポイント:男性は相手理解、女性は自分理解がカギ
成功への鍵は、男女で異なっていました。男性は「相手を理解すること」、女性は「自己分析をすること」を重視していることが分かりました。女性は自身の理想像を明確に持ち、妥協しない姿勢がうかがえます。一方、男性は相手へのアプローチ方法に重きを置く傾向があるようです。
婚活の目的:男性は結婚、女性は最良のパートナー探し
婚活の目的も男女で差が見られました。男性は「真剣に結婚したい」というシンプルな理由が多いのに対し、女性は「最良の人と結婚したい」と、理想のパートナー像を重視する傾向が強いことが分かりました。
著名人の婚活観:白河桃子氏の見解
「婚活」という言葉を生み出したジャーナリスト、白河桃子氏は、この調査結果を以下のように分析しています。
男性の婚活における重視点として「経済力」が挙げられていること、女性の重視点として「家事能力」が挙げられていることに注目しています。これは、日本の伝統的な結婚観が根強く残っていることを示唆しています。しかし、白河氏は、戦後40年間の右肩上がりの経済状況を背景としたこの結婚観が、現代の状況に合致しない点を指摘しています。男性の年収上昇への期待と、女性の理想の男性を待つ姿勢が、結婚までの時間を長くし、晩婚化や少子化につながる可能性を懸念しています。
また、女性において「結婚は自然にできるもの」と考えている人が3割いることに触れ、その背景には「焦っていると思われたくない」「望まれて結婚したい」という受動的な考え方が潜んでいると分析しています。
さらに、男性の3割が「結婚する気がない」と回答している点にも言及。しかし、白河氏は、これは単なる「先延ばし傾向」であり、いつかは家族を持ちたいと考えている人が多いと推測しています。
婚活を成功させるためのアドバイス
白河氏は、現代の婚活においては「努力が必須」であると強調。受動的な姿勢から脱却し、前向きな行動をとることが重要だと述べています。また、婚活中であることを公表することで、思わぬ出会いが生まれる可能性もあるとアドバイスしています。インターネット婚活も有効な手段として紹介しています。
まとめ
本調査は、現代の婚活事情を多角的に示す貴重なデータです。男女それぞれの婚活に対する考え方や、成功のためのポイントを理解することで、より効率的で充実した婚活を進めることができるでしょう。
会社情報
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マッチ・ドットコム ジャパン株式会社
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