狭山茶の故郷、入間市立新久小学校の取り組み
埼玉県入間市に位置する入間市立新久小学校では、地域の特性を大いに活かした教育プログラムが展開されています。狭山茶の主産地とされるこの地で、全校児童が参加する茶摘み体験と、茶畑を巡るオリエンテーリングが行われます。これらの活動は、児童たちが地域の伝統産業に触れる貴重な機会として注目されています。
伝統の茶摘み体験
2024年6月16日(月)に開催される全校茶摘み体験学習では、約238名の児童が一斉に自らの手で新茶を摘む経験をします。狭山茶は400年以上の歴史を誇り、入間市の名物でもあります。このような活動を通じて、地域の農業や伝統文化への理解が深まることでしょう。
日時:令和7年6月16日(月) 8:50~9:35(雨天の場合:6月19日(木)に延期)
参加者:全学年238名
茶畑でのオリエンテーリング
続けて行われるオリエンテーリングは、6月18日(水)に開催されます。茶畑を舞台にしたこの冒険学習では、児童たちは地図を手に茶畑を巡り、同時にゴミ拾い活動も実施します。この体験を通じて、自然を大切にする心や地域への愛着が育まれることでしょう。また、校庭や体育館でのゲームを楽しむ機会も用意されています。
日時:令和7年6月18日(水) 8:50~10:30(雨天の場合:6月30日(月)に延期)
入間市の魅力
入間市は、商業的茶産地として日本最北に位置し、美しい茶畑と共に四季折々の風景が楽しめる地域です。また、米軍基地跡地を活用したジョンソンタウンや大規模な商業施設があり、古き良き伝統と現代的な生活が共存しています。このような多様性が、入間市の大きな魅力の一つとなっています。
さらに、入間市は2022年に「SDGs未来都市」に選定され、地域の資源を活かした持続可能なまちづくりや、狭山茶の魅力を次世代に継承するための条例も施行されています。市民と連携しながら築かれる「Well-being Cityいるま」というビジョンのもと、未来共創の取り組みが重視されています。
未来へ続く取り組み
入間市立新久小学校の取り組みは、地域の教育だけでなく、地域文化や産業の振興にも寄与しています。子どもたちが主体となって行動することで、地域への理解や愛着が育まれ、より良い地域社会の実現に向けた力となるでしょう。この活動に注目し、地域とのつながりを深める機会としたいものです。
取材希望の方は事前にご連絡ください。入間市の未来を担う子どもたちの成長を見守るこの教育プログラムを、ぜひ取材してみてください。