女性の意識調査
2023-02-04 21:00:01
コロナ禍での挑戦と希望:30代から60代女性の意識調査結果
コロナ禍での女性の意識調査結果
調査の背景
2022年12月、女性の働き方研究所が実施した意識調査は、30代から60代の女性からの貴重な声を反映したデータとなりました。特に、コロナ禍の影響により、働き方や生活に対する意識の変化が見られ、多くの女性が自らの未来に対してより積極的に考えるようになっています。女性活躍推進法が施行されて8年が経過しても、依然として日本の女性の活躍は遅れているとはいえ、この時期に目を向けた調査は、今後の日本社会において重要な意義を持つものと言えるでしょう。
調査概要
本調査は2022年12月1日から31日までの期間中に、全国の女性307人を対象にしたインターネットを通じた任意回答方式で行いました。調査の主な質問は二つ、コロナ禍を経て挑戦したことと、2023年に実現したい目標です。
調査結果
1. コロナ禍を機に挑戦したこと
その結果、最も多かった回答は「資格取得・学び」で、21.4%の回答がありました。これは特に外国語の学習や、オンラインセミナーへの参加、または投資についての知識を深めたいという意向が伺えます。
次いで、「起業・複業」に関心を持っている人も14.7%と多く、これは在宅でできるビジネスモデルやオンライン講座を開講する意欲を示すものです。さらに、「運動・美容」にも14.4%の女性が挑戦したと回答しています。これは筋トレや美肌ケアなど、健康に気を遣う姿勢が反映されています。
2. 2023年に叶えたいこと
2023年の目標として最も多かったのは「経済力アップ」で、18.9%の回答がありました。現在の物価高や安定した収入を求める視点が強く、次いで「体を鍛える」が12.5%、家族との時間を大切にしたいという意見も11.0%見られました。
また、起業や複業へ挑戦したいという意見や、「趣味時間の充実」を求める声も多く、社会や家族とのバランスを大切にしながら、自身の生活を充実させたいという姿勢が垣間見えます。
考察
株式会社アズルートの中山裕子社長は、調査から明らかになった意識の変化について、「女性の働き方に対するニーズは変わってきており、特にコロナ禍を経たことで多くの女性がオンラインでの働き方や投資、起業に対し関心をもっている様子が如実に表れています。」と話します。
コロナの影響でリモートワークが普及し、家族との時間が増えたことから、働き方の選択肢が広がったことが大きな要因と言えます。また、資格や学びへの関心も高まり、未来への準備を進める女性たちが増えていることは、今後の女性の社会進出に大いに期待できる要素です。
とはいえ、依然として多くの女性が経済的不安を抱えている状況で、働くための環境整備も必要不可欠です。このアンケート結果を基に、さらに具体的な施策が求められています。
女性の働き方研究所のビジョン
女性の働き方研究所では、30代から50代の女性をメインに、今後も意識調査を実施していく予定です。日本社会において、埋もれがちな能力を持つ女性たちが自分自身の人生を輝かせる機会を増やし、より良い働き方を求める声を届けていくことを目指していきます。
この調査結果を通じて、今後の女性の働き方に良い影響を与える施策や社会の実現を進めるために、引き続き努力してまいります。
会社情報
- 会社名
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株式会社ステージshift
- 住所
- 東京都千代田区九段南1丁目5番6号りそな九段ビル5階
- 電話番号
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