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愛媛県伊予市：JR下灘駅で新たな観光施策がスタート

愛媛県伊予市にあるJR下灘駅は、青い海と空が織りなす絶景で知られる人気の観光スポットです。年間15万人以上の観光客が訪れ、映画のロケ地としても利用されるなど、国内外から注目を集めています。しかし、駅周辺には飲食店や宿泊施設が少なく、観光客はすぐに次の目的地へと移動してしまうのが現状でした。

この課題を解決するため、地域DMOである一般社団法人伊予市観光物産協会ソレイヨが、新たな取り組みをスタートさせました。2024年2月19日から3月3日までの期間、JR下灘駅から「双海シーサイド公園道の駅ふたみ」までを結ぶシャトルバスの運行を開始したのです。片道100円というリーズナブルな価格で、列車を利用して下灘駅を訪れた観光客が利用できます。運行回数は1日3回で、1回あたり先着9名までとなっています。

シャトルバス運行で観光客の満足度向上へ

このシャトルバス運行は、観光客の利便性向上と地域経済の活性化を目的としています。下灘駅周辺には飲食店や休憩できる場所が少ないため、観光客は満足することなく次の目的地へと移動することが多々ありました。シャトルバスの運行により、道の駅ふたみにあるお土産売場やカフェ、レストランなどを利用してもらうことで、観光客の滞在時間を延ばし、地域経済への貢献を目指しています。道の駅ふたみでは、地元の特産品や新鮮な食材を使った料理などを楽しむことができます。

外国人観光客向けモニターツアーの実施

ソレイヨは、シャトルバス運行だけでなく、3月13日には外国人観光客向けのモニターツアーも実施します。中国、台湾、韓国人を中心とした9名の外国人観光客を対象に、JR下灘駅周辺の観光スポットを巡る半日ツアーです。ツアーでは、JR伊予市駅から列車で下灘駅へ移動し、シャトルバスを利用して三島神社や道の駅ふたみ、ウェルピア伊予などを訪れます。ツアー後には、外国人観光客の意見を聞き、今後の観光施策に役立てていく予定です。

持続可能な観光地域づくりへの取り組み

ソレイヨは、2023年1月26日に設立された地域DMOです。観光庁の観光地域づくり法人（候補DMO）にも採択されており、持続可能な観光地域づくりを目指しています。観光を起点とした関係人口創出、地域事業者の支援など、幅広い活動を展開しています。今回のシャトルバス運行やモニターツアーも、その一環として実施されています。

下灘駅の新たな魅力

JR下灘駅は、近年SNSでも話題となり、海外からの観光客も増加しています。今回の取り組みによって、さらに魅力的な観光スポットとして発展していくことが期待されます。美しい景観と新たな観光施策によって、下灘駅は多くの観光客を惹きつけ、地域経済の活性化にも大きく貢献すると考えられます。ソレイヨの今後の取り組みにも注目です。

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