ミスミのプラットフォームが切削加工を進化させる
株式会社ミスミグループ本社が提供する機械部品調達のAIプラットフォーム「meviy(メビー)」が、切削加工の材質ラインアップを大幅に拡充すると発表しました。新たに追加される材質は、耐食性に優れたSUS316Lと3種類の焼入れ材(SK105、SKS3相当、DC53)。この変更により、特に耐食性や摩耗に対するニーズに対し、より幅広い選択肢を提供し、設計意図に即した効率的な部品調達が可能になります。
新たに追加された材質の特徴
これまで、meviyにおいてはお客様からのフィードバックを基に、様々な材質や表面処理の提供を行ってきました。最近では、「耐食性に優れたステンレス鋼が必要だ」というニーズや、「焼入れ可能な材質をもっと増やしてほしい」という声が多く寄せられていました。そのため、新たに追加されたSUS316Lは、医療や半導体、食品業界などで使用される部品に最適な材質です。
さらに、SK105、SKS3、DC53という焼入れ材3種は、自動車や電気・電子産業において磨耗に強い部品に最適とされています。これらの新材料の導入により、特定の部品を一括でmeviyで調達することが可能となり、製造業における生産性が向上することが期待されています。
meviyのサービスと価値
meviyは、機械部品の3DデータをアップロードするだけでAIが即座に見積もりを出し、最短で1日以内の出荷を実現します。このプロセスにより、部品調達にかかる作業時間を90%も削減でき、従来抱えていた非効率を解消。2023年には国内シェアNo.1を獲得し、今後もグローバルにサービスを展開していく方針です。
さらに、meviyは高い評価を受けており、第9回ものづくり日本大賞では「内閣総理大臣賞」を受賞するなど、製造業の生産性向上に寄与してきました。今後もミスミは、デジタル技術を駆使して、ものづくりの新しいスタンダードを築いていこうとしています。
デジタルモデルシフトの先に
ミスミグループは、デジタル技術を活用し、産業そのものを変革してきました。2000年にはインターネットを使用した注文サービスを開始し、設計から発注までをオンラインで完結する仕組みを整えてきました。meviyなどの革新的サービスにより、産業の生産性を飛躍的に向上させ、お客様に「時」を創出する場を提供しています。これからも「デジタルモデルシフト」を核に、さらなる成長を目指していくことでしょう。
まとめ
このように、meviyの切削加工部品の材質拡充は、製造業界における部品調達の流れを変える可能性を秘めています。従来困難だった材質の選択肢が広がることで、企業はより効率的かつ効果的に製品を開発・生産できるようになるでしょう。ミスミが推進するデジタル技術は、未来のものづくりを築くための重要な要素となります。