製造業の現場を変革する「DIRECTOR Cockpit」の提供が開始されました

「DIRECTOR Cockpit」がもたらす製造業の革命

ウイングアーク１ｓｔ株式会社と株式会社シムトップスは、7月23日（水）より新しい生産マネジメント基盤「DIRECTOR Cockpit」の提供を開始しました。このシステムは、生産管理の現場データと経営指標を結びつけ、迅速な意思決定を可能にするツールです。月額66,500円からのリーズナブルな価格設定で、製造業の現場におけるデジタル化の課題解決に挑みます。

背景

日本の製造業、特に受注型製造は、一品一様の特性や短納期に対応するため、標準化や自動化が難しいという特有の課題を抱えています。これにより、日々変動する工程や設計の調整には迅速な判断が求められますが、現在のデジタル化の状況では、データを見える化するだけでは不十分です。このような現状に対し、ウイングアークとシムトップスは重要な一歩を踏み出しました。

DIRECTOR Cockpitの特徴

「DIRECTOR Cockpit」は、製造現場のスケジュールや進捗、負荷、実績、KPIなどのデータをリアルタイムで統合し、可視化することによって、現場と経営の距離を縮めます。具体的な機能としては以下のようなものがあります：

- 呼び出しアンドン: 現場の進捗や遅れ状況をリモートで確認でき、迅速な対応が可能になります。
- 予実ガンチャート: 工程のボトルネックや計画の進捗を見える化することで、問題点を早期に把握します。
- 売上集計/傾向分析: 実績情報を自動集計し、売上のトレンドを多角的に把握できる機能です。

このように、現場のリアルデータと経営指標を統合することで、デジタル化の推進が進められます。

企業の期待の声

「DIRECTOR Cockpit」の発表に際し、豊田自動織機ダイエンジニアリングセンターの小林賢司室長は、作業進捗の可視化やタイムリーな作業者呼び出しに期待を寄せています。作業の進捗状況が早期に把握できることで、生産性が向上することが期待されているとのこと。さらに、岡野バルブ製造株式会社の小原隆室長も、特有の課題に対する可視化と効率化の推進に期待を示しており、「DIRECTOR Cockpit」の導入が迅速な意思決定を促し、より強力な製造現場の支援になることを願っています。

今後の展開

ウイングアークとシムトップスは、2024年11月に資本業務提携を締結済みであり、製造業がグローバル環境での競争力を高めるためにITソリューションの共同開発を進めています。また、今後も現場主導の改善や経営判断の高度化を支援するソリューションの提供を継続していく意向です。

「DIRECTOR Cockpit」の提供を記念して、特別セミナーも行われる予定です。興味のある方は、ぜひ参加をご検討ください。詳細な情報やお申し込みはウイングアークの公式サイトをご覧ください。